みどり戦略と連動/トラクタ・作業機特集

現在の農業生産における大きな方向性を示しているのが、みどりの食料システム戦略である。
将来にわたり、食料の安定供給と農林水産業の発展を図るためには、生産者の一層の減少・高齢化も見据え、省力化・省人化による労働生産性の向上や生産者の裾野の拡大とともに、資源の循環利用や地域資源の最大活用、化学農薬・化学肥料や化石燃料の使用抑制等を通じた環境負荷の軽減を図り、カーボンニュートラルや生物多様性の保全・再生を促進し、災害や気候変動に強い持続的な食料システムを構築することが急務。
このことは、食料・農業・農村基本計画に示された食料自給率の向上と食料安全保障の確立につながり、持続的な食料システムの構築の必要性を訴えかけるものとなっている。
いくつかの技術例をみると、トラクタなど農業機械の自動操舵システムは、あらかじめ作成した走行経路をモニター等で確認しながら作業できるため、行程の重複や、やり残しが生じなくなり、 投入資材(種子や苗、農薬、肥料等)の使用量適正化にも寄与する。
水田の中干し期間の延長は、全国8県の試験結果から、各地域ごとの慣行の中干し期間を1週間程度延長することで、メタンの発生量が約30%削減されることが示されている。排水不良の圃場は溝切機で作溝する。






