中国経済産業局長賞を受賞/サタケ

㈱サタケ(松本和久社長・広島県東広島市西条西本町2の30)は、3月23日に「第10回ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門の「中国経済産業局長賞」を受賞した。
ものづくり日本大賞は、日本の産業・文化を支える優れた技術者や技能者を表彰する制度で、技術・技能の発展と次世代への継承を促すことを目的とし、製造現場の中堅・若手から熟練技能者まで幅広い人材を対象としている。同賞は経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、2005年より隔年で開催しており、今回で10回目。
同社は人の手による最終選別が多い農産物の選別のために、外観、成分、密度を検査する3種類のカメラと、AIによる画像処理を組み合わせることで、複数の項目を1台で高精度に選別できる光選別機「Beltuza Spectra(ベルトゥーザスペクトラ)」を開発。人の手による選別と比べ、選別精度を飛躍的に高め、食品選別の自動化に貢献したことが表彰された。
同光選別機は穀物やナッツ類などの原料の中から着色物・異物などの不良品を圧縮空気で除去する装置。近赤外線域および可視光全域に加え、X(エックス)線域の情報を用いて、原料内部の不良部分の検出も可能にした。2021年の発売以来、アメリカやオーストラリアのアーモンド工場を始め、国内では米菓工場でも導入されるなど、食品選別の分野で幅広く好評。
受賞メンバーを代表して技術本部ベルト選別チームの立石芳和リーダーは「中国経済産業局長賞を賜り、誠に光栄に存じます。『常に一歩先の技術を求めて』を胸に、今回の栄誉を励みに、今後一層の技術イノベーションの創出に取り組み、食の安全・安心に貢献してまいります」とコメントしている。
【受賞概要】
▽受賞案件名=技術革新で暗黙知による食品選別の自動化を可能にするベルト式光選別機「Beltuza Spectra」の開発▽代表者(敬称略)=立石芳和▽受賞メンバー(同)=丸川良、池田信義、角谷亮、原田真也、安仁屋宗石、田渕洋▽受賞概要=農産食品は工業製品に比べ不均一で、様々な品質不適合があり、規格に応じた品質に揃えるには多段階の選別が必要となることから、異なる複数の光選別機を設ける必要があり、また機械選別が不可能で、ヒトの暗黙知による手選別に委ねざるを得ない選別が一部残存するという課題があった。そこで、外観・成分・密度の特徴をそれぞれ捉える可視光・近赤外光・X線透過の3種のカメラを三位一体にした光選別機を開発、また、そのセンシング手段で取得した情報を基にヒトの暗黙知の代わりとなるAI判別処理を講じることにより、手選別で十分でなかった選別精度を飛躍的に高める革新的な製品を開発した。
【前回受賞】
「第2回ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門中国経済産業局長賞▽受賞案件名=玄米中の胴割粒を任意基準にて除去できる選別機






