ハスクバーナの活動/芝管理・緑化資機材特集

アジア最大級のゴルフの祭典といわれるジャパンゴルフフェア2025が7~9の3日間、パシフィコ横浜で開かれた。今後、自律走行型の芝刈機「オートモア」をさらに強くゴルフ場に推進していく意向を持つハスクバーナ・ゼノア(株)(P・ニルソン代表取締役・埼玉県川越市)は、同イベントに初出展し、「オートモア」オンリーのブース構成と、ゴルフ場対応策やオートモアの機能説明などのプレゼンテーションで参観者の関心を引いた。ここでは、同社の取り組み内容を振り返った。
同社は今年、衛星情報とハスクバーナクラウドからの信号を元に、稼働境界線を敷設する必要がないワイヤレス・オートモア「CEORA546EPOS」の発売を控えており、また、今年がオートモア誕生30周年に当たることから、国内市場への一層の浸透を図る方針だ。同展では、そうしたオートモアの進化の軌跡やゴルフ場における最適なオートモア活用法などを、武田恒道東京支店チーフが説明した。
世界市場におけるオートモアの累計販売台数は350万台を超えており、日本においても同社が芝刈りロボット需要に先鞭をつけた。これまで様々な場面での利用実証・実装試験を実施するとともに機種シリーズを拡充し、高速道路のインターチェンジ、企業緑地、緑地管理に当たる造園業者などの業務用需要、そして一般家庭にも普及を図ってきた。
これからは、ハイレベルな芝管理の質が問われるゴルフ場に焦点を当て、適機・適所の導入を進めていく。新製品のワイヤレスオートモアは、「オートモア・コネクトアプリ」により、スマホで仮想境界の範囲を設定する方式で、複数のロボット芝刈機を一括管理できるほか、芝生の状態や希望の刈高に合わせて細かく作業エリアを分割することができる。
エリアに適したオートモアについては、▽広く平らなエリア(フェアウエイ、セミラフ、ラフ)=CEORA546EPOS(刈高の低いカッティングデッキ付属)▽勾配のある複雑なエリア(ファウエイ、セミラフ、ラフなど)=同550EPOS、550▽勾配の険しいエリア(セミラフ、ラフなど)=535AWD―をそれぞれ推奨。
EPOSシリーズに関しては、衛星信号、オートモアの内部センサー、レファレンスステーションを組み合わせることで誤差わずか数センチの精度で稼働でき、安全性とセキュリティーに配慮した設計、選択可能なカッティングパターン、メンテナンスポイントの設定ができる―などの特徴がある。
加えて「ハスクバーナ・フリート・サービス」による遠隔操作を取り入れれば、コース上の全てのオートモアについて、携帯電話、タブレット、ノートPCから、稼働場所、状態の把握、刈り込み予定や刈高の変更、問題発生通知やマシンごとの要点検通知の受け取りなどができ、管理面でも効率化が図れる。
ゴルフ場は、コロナ禍を経て活気を取り戻し、若いプレーヤーも増えてきた半面、コース管理に当たる従事者不足は恒常的で、同時にコスト縮減の課題を抱え、人手を機械に置き換える手立てを模索するところは多い。そうした現況を捉え、同社は新規オートモアによる課題解消を積極的に提案していく。






