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令和7年4月21日発行 第3548号 掲載

芝草管理機器の動向/芝管理・緑化資機材特集

 人材を確保し、労働力を維持していく上でも機械化は優先課題と位置付けられている芝地管理の分野。特に重要視されている機器類は何で、メーカーはそうした現場の要請にどう応えようとしているのか。
 昨年の10月9、10の両日、大阪市吹田市の万国博覧会記念公園内の下広場と上広場で開催された「第41回芝地用管理機械・資材総合展示会」の展示内容からみてみよう。全国ゴルフ場事業協会が開催する関東のジャパンターフショーと交互に隔年開催されていた同展示会は、コロナ禍もあって中止、延期を余儀なくされてきたが、昨年は2018年以来6年ぶりの開催となった。(1)芝地用肥料・農業・土壌改良剤(2)芝地用管理機械・土木機械(3)潅水・排水関係資材(4)乗用カート・各種車両など関連資材全般を主要展示品とする同展には、メーカー、商社から48社が出展し、主に西日本地区のゴルフ場やスポーツターフの管理を請け負う業者らに向けて最新の各種芝地用管理機器を展示。管理現場の省力化、効率化、軽労化に貢献する製品をアピールした。芝地管理用機械を出展した主要企業の主力展示商品をみると、次の通りとなった。
 ▽(株)IHIアグリテック=自動走行制御システムを搭載した「SG250iG」などを展示。
 ▽(株)共栄社=今回のイチ推しはバロネス無人5連リールモア「ULM272」。
 ▽ゴルフ場用品(株)=25年発売予定のTORO社製無人機「グリーンマスターe3360」をブースの入口に展示。
 ▽タキイ種苗(株)=耐暑性に優れたグリーピングベントグラス「クリスタル」などを展示。
 ▽(有)土屋緑化機材=ホールカッターや各種の下刃・ブレードなどを展示。
 ▽初田拡撒機(株)=高い能力で砂を直線的で均一に散布する目砂散布機「HDS1」など展示。
 ▽ハマダゴルフ機器(株)=リチウム電池を使用した完全電動乗用3連グリーンモア「エクリプス360 ELiTE」などを展示。
 ▽(株)ミクニグリーンサービス=プレシジョンカットフェアウエイモア「8700A」など、ジョンディア社製品を多数展示。
 ▽やまびこジャパン(株)=RTK仕様のロボット芝刈機「TM―2050」と、ロボット集球機「RP―1200」を展示。
 芝地管理の分野でも人手不足対策として明らかに機械化対応が強く意識されているのがわかる。一昨年の千葉市幕張メッセで開催されたジャパンターフショーでも無人化、ロボット化が提案されたが、今回の大阪での芝地用管理機械展でもさらに重点機種としてPRされた。労働力確保が優先課題となっているゴルフ場のコース管理にとっては、救世主ともいえる存在になりつつある。ゴルフ場での無人芝地管理に先鞭をつけた共栄社をはじめ、IHIアグリテック、やまびこなどはいずれも無人化対応もしくは自律走行型のロボット芝刈機を出展したのが目を引く。自律型はキーワードとなりつつある。

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