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令和7年4月21日発行 第3548号 掲載

牽引式石拾い機を推進/ジーエスピー

 ジーエスピー(株)(西岡孝祐社長・埼玉県鴻巣市雷電2の1の13)はこのほど、フィンランドのPel―Tuote社と日本国内輸入総代理店契約を結ぶとともに、牽引式ストーンピッカー「Kivi―Pekkaシリーズ」の全国展開を開始したことを明らかにした。併せて、北海道を除く全国各地の販売店を募集している。同機は、1995年に最初に発売した型式4をはじめ、5、6、7、そして新製品の3・3でシリーズを構成。特に3・3は府県で一般的に使われている60~80PSクラスのトラクタで十分牽引できるため、幅広い需要層に向けて拡販を図っていく。
 規模拡大とともに畑作作業の広がりが予想される今後の我が国農業。こうした中、圃場の中の石の問題は、作物の生長に関わり、また、作業機のトラブルの元として従来以上に重要視されている。その問題解消に寄与する「Kivi―Pekka」は、これからの売れ筋作業機に位置づけられる。
 新製品の「Kivi―Pekka3・3」は、900キロ/分の能力で石を集めることができるにもかかわらず、シングル油圧を備えた80~60PSトラクタで十分に牽引でき、このサイズの機械としては非常に高い効率で作業を推進。また、狭い場所でも機敏に旋回できる機動力、正確な作業深度、優れたメンテナンス性などを併せ持ち、ユーザーの期待を裏切らない圃場整備能力を発揮する。
 「Kivi―Pekka3・3」の作業幅は3・3メートル。直径35センチまでの石を拾い上げる幅45ミリの頑丈なタイン、S字型ローター搭載の幅2メートルの昇降ドラム、容量5立方メートルの集石コンテナなどを備え、拾い上げた石は昇降ドラムで本機の内部、さらには中央部分まで送っていく。
 石の排出高さは210センチで、トラックへの積み込みはラクにできる。石の排出に必要な油圧ブロックは1つのみ。低床かつ頑丈に作られている機体は、凹凸のある地面でも安全に石を排出。また、大型モデルと同様の集石システムを採用しており、石の拾い上げ・ふるいわけ(3ステップのふるいシステム)・フィルターを通した下部および後壁からの土の落下―の一連の動きをスムーズに進め、作業後は細かな土が圃場に行きわたることになる。
 この他の特徴に、▽集石コンテナ=石を排出して元の位置に戻ると、後壁のフィルターを通り抜けた土は圃場に落下。作業中に大量の土を集めることを防ぐため、後壁に石をぶつけて土を落とす構造になっている▽フレックスドラム=標準的なドラムよりも、より大きな石を取り除くことを可能にし、油圧アキュムレータによって大きな石でも接触することなく通過。集石バーとタインを石の接触から守るサスペンションを搭載。
 ▽油圧リフト=オペレータはロータリスパイクドラムを上げ下げするためにトラクタから離れる必要がなくなった▽回転の監視=電子監視ユニットの使用で、オペレータはタインと集石ドラムの回転を監視できる。回転遅れが発生すると1秒以内に光と音で警告。これで集石ドラムの損傷、ベルトの裂けなどの問題を確認―などがある。
 各型式の主な仕様は次の通り。
 ▽Kivi―Pekka3・3=集石タイン数53、集石タンク容量5立方メートル、必要油圧流量20リットル/分
 ▽同・4=同タイン数18、集石能力最大700キロ/分
 ▽同・5=同タイン数28、集石能力最大1000キロ/分、50ミリ超強化タイン使用可能
 ▽同・6=同タイン数28、集石能力最大1200キロ/分、超強化タイン使用可
 ▽同・7=同タイン数33、集石能力最大1400キロ/分

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