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令和8年5月4日発行 第3597号 掲載

オムニア・コンチェルト:木製ハウスと環境制御機器で持続可能性追求/関東地域特集

 ㈱オムニア・コンチェルト(藤原慶太社長・東京都港区高輪3の11の3 イハラ高輪ビル6F)は、農林業用木製ハウス制御システム「さえずり」を始めとした農林水産業全般の環境制御を中心に事業を展開している。
 「さえずり」は木製の農林業用ハウス内に、同社の多点観測、多エリア個別独立制御可能な環境制御盤である「コンチェルト」を組み合わせた環境制御システム。「コンチェルト」は1台で500個のセンサーを設置でき、同時に20棟のハウスを制御できる。1棟の中を6エリアに分け、多点観測、多エリア個別独立制御を実現している。ハウス内の温度、湿度、CO2濃度、日射量、灌水流量、pH等、様々な要素を観測、制御することができる。CO2を植物に与える際の流量測定も行えるため、液化炭酸使用量を把握し、必要に応じてコントロールすることもできる。
 遠隔監視制御できるWebアプリケーションの「スフマート」を活用すれば、PCやタブレットなどの端末から、3D画面を通じて遠隔制御することで、現場に行かずとも画面上で、灌水の調整やミスト散布、天窓・側窓の開閉、遮光パネルの角度調整など直感的な操作が可能。遮光パネルには、ソラーパネルが付帯されており、ハウス内の電力を賄う。各種環境データをグラフや数値で確認でき、設置したカメラでハウス内がリアルタイムに見える。サーモグラフィカメラによる作物温度も監視可能である。
 環境によりやさしく、サステナブルな木製ハウスは、部材が高騰する軽量鉄骨ハウスに比べ、部材で5~8割、工事費が半額程度になり、工期も1週間程度にできる。また、軽量鉄骨やパイプは蓄熱し、夜間の温度が下がりにくくなるが、熱伝導の低い木製ハウスは、夏場のハウス内の高温化対策にもつながる。木製ハウスを床上げ構造にすることで、底部床下から冷気を換気扇で送風し、暖気をハウス上部から排出するよう工夫されている。

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