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令和8年5月4日発行 第3597号 掲載

川辺農研産業:バイブロソイラー、乾田直播でも活用/関東地域特集

 川辺農研産業㈱(川辺一成社長・東京都稲城市矢野口518の2)は、昨年8月に事務所を移転し、新たな体制を整えて製品供給を進めている。「バイブロスーパーソイラー」、非振動式「シンプルソイラー」、トラクタ用および自走式トレンチャー、ゴボウハーベスタ、カボチャ集荷機などを製販し、関東地域ではネギ、ダイコン、ニンジン、サトイモ、ゴボウの収穫・掘り取り、露地や園芸ハウスの土壌改善に用いられる「バイブロスーパーソイラー」の実績が大きい。
 同機は、20~30PSトラクタに適応するSV2シリーズ、40~60PSトラ適応のSV3シリーズがあり、広幅耕盤破砕、全面地中深耕、弾丸暗渠により土壌の排水性、透水性を改善、石礫の多い畑でもバイブロ方式でスピーディーに地中深耕。また、オプションのアタッチメントを装着することで、バイブロ効果を発揮し根・茎菜類の掘り取りに活用されている。
 同社は、これまでも地域や栽培作目に合わせ、個別対応力を高めつつ製品普及に当たってきた。そうした一環として、現在は福岡県、佐賀県をメーンとする九州地域でバイブロスーパーソイラーの振動力を活かした「転圧ローラ―仕様・ロードローラー」の普及の勢いが増している。二毛作地帯となる北部九州では、麦類と水稲の作付け切り替え期間が短く、この間に漏水防止策を講じることは難しい。そこで、大きな鎮圧力を期待できる振動式のローラを活用、麦作後速やかに乾田直播栽培ができる漏水防止技術として同機の実力が実証された。
 人手不足、コスト削減などの課題を解消する技術として、近年、乾田直播に対する関心はますます高く、とくに大型トラクタを有していない経営体では、同機は導入しやすい製品となる。その意味では、九州以外の地域にも普及拡大できると期待されている。

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