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令和8年5月4日発行 第3597号 掲載

みどり戦略の技術カタログ刷新/農林水産省

 農林水産省は4月28日、みどりの食料システム戦略の実現に貢献する技術を取りまとめた「みどりの食料システム戦略」技術カタログ(Ver・6・0)を同省ホームページにて公表した。Ver・6・0では新たに23件の「現在普及可能な技術」及び16件の「みどりの食料システム法の認定を受けた基盤確立事業」を追加して、合計478件の技術を掲載。新規で掲載された技術として㈱NEWGREENの「水田用自動抑草ロボットによる雑草害とスクミリンゴガイ食害の抑制効果」や、農研機構の「茶園用除草機による茶園除草の省力化」などがあげられている。
 同カタログは、みどり戦略の実現に向けて、現場への普及が期待される技術について農林水産省が取りまとめているもの。農業・畜産業を対象とし、直近10年程度に開発された現在普及可能な技術317件と、2030年までに利用可能となる開発中の技術59件及び、みどりの食料システム法の認定を受けた基盤確立事業102件の合計478件の技術について紹介している。今回新たに追加された現在普及可能な技術は次の通り。
 水稲=水田用自動抑草ロボットによる雑草害とスクミリンゴガイ食害の抑制効果(NEWGREEN)▽雑草イネの出芽動態に基づく代かき前の湛水時期及び代かきによる防除方法(長野県農業試験場)▽シバセル苗と除草剤・抑草剤を用いた簡易なシバ畦畔の造成法(日本植物調節剤研究協会)
 畑作=トラクタに装着し落水口と本暗渠を容易に施工できる排水管埋設装置(三重県農業研究所)▽子実用トウモロコシ有機栽培の安定生産技術と輪作体系への導入効果(道総研)▽テンサイ褐斑病抵抗性〝極強〟品種を用いた省力防除技術(同)▽黒穂病に強く、株出し多収でビレットプランタでの植付けに適するサトウキビ新品種「RK10―29」(沖縄県農業研究センター)
 果樹=「南水」樹体ジョイント樹の主枝直下への帯状局所施肥による慣行施肥の30%減肥技術(長野県南信農業試験場)
 施設園芸=植物由来バイオスティミュラント(BS)含有資材を用いた環境ストレス耐性向上(豊田通商㈱)▽卵殻膜由来BS有資材を用いた環境ストレス耐性向上(同)▽施設園芸用暖房機のIoT化による省力化の実現(ネポン㈱)▽灰色かび病の感染リスクを教えてくれるモニタリングツール(静岡県農林技術研究所)▽緑肥作物によるネダニ類に対する密度抑制(栃木県農業総合研究センター)▽イチゴの養液栽培に利用可能なきのこ廃菌床培地(宮城県農業・園芸総合研究所)
 茶=茶園用除草機による茶園除草の省力化(農研機構)
 畜産=フレールモア等を用いた荒廃農地等の放牧地としての再生技術(農研機構)▽超極早生飼料用トウモロコシ「ハヤミノルド」(同)▽飼料用とうもろこしにおけるツマジロクサヨトウ防除マニュアル(同)▽いもち病抵抗性に優れる極早生イタリアンライグラス「Kyushu1」(同)
 その他=有機質資材の肥効見える化アプリ(畑・水田版(農研機構)▽有機転換・炭素貯留を両立する高機能バイオ炭による迅速な土壌改良・連作障害緩和・有機質肥料活用技術(㈱TOWING)▽病害虫予報AIアプリを活用した予防的措置及び適期防除(㈱ミライ菜園)▽在来作物の特徴、抗酸化能に関する情報を含む静岡県農林水産物データベースの公開(静岡県農林技術研究所)

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