創立50周年式典を開催/タイワ精機

精米機の専門メーカー・㈱タイワ精機(石仙博男社長・富山県富山市関186)は15日、創立50周年記念式典を富山市内のホテルで開催した。会場には国内外の取引先が集い、同社の半世紀の歩みと今後の方向性を共有した。式典の第1部では高井良一会長が感謝の言葉を述べ、石仙社長は決意を力強く表明した。式典では新製品の業務用精米機の3機種が披露され、会場は熱気に包まれた。
式典の冒頭に登壇した高井会長は来場者への謝意を述べるとともに、創業からの歩みを感慨深く振り返った。同社の事業スタートは、米流通が国の統制下にあった時代にさかのぼる。農家は自家消費分を除き出荷するのが一般的で、同社は農家向けの小型精米機から事業を広げた。
その後、1995年の食管制度廃止により「作る自由、売る自由」が広がると、精米を軸とした新たな需要が顕在化。店頭精米の普及に同社はいち早く関わり、「目の前で搗く米の価値」を市場に浸透させてきた。
さらに2008年の人口減少局面入りを機に海外へ事業展開。韓国や中国、東南アジアへと販路を広げ、「売るもの・売り先・売り方を変えてきた50年だった」と高井会長は感慨深く総括した。その上で、「ここまでが第2ステージ。これから第3ステージに入る」とし、不透明な時代でも挑戦を続ける決意を示した。
次に石仙社長が登壇し、2025年の社長就任を踏まえ、「50年の歴史を次の時代へつなぐ責任の重さを感じている」と切り出した。現在の米業界については、人口減少や担い手不足に加え、いわゆる令和の米騒動などによる需給の揺らぎをあげながら、「一方で大きなチャンスだ」と強調した。
続けて「〝思いをつなぐ〟を新たな理念のキーワードとして、社会とともに発展していきたい」とした。今後50年の基盤づくりと持続的な発展に向けて、「技術革新」「市場創生」「グローバル展開」の3つの柱を打ち出した。
技術革新では唯一無二の技術で他社に真似のできない製品を開発すること、市場創生では精米技術を核に、食品加工や外食、関連装置分野へ展開していく方針を示した。グローバル展開では各国のニーズに対応した現地仕様の製品開発を一層進めたいと述べた。
来賓祝辞では、㈲米山農産の米山義隆社長が登壇。1988年から現在に至る同社とタイワ精機との交流について触れ、同社の精米機について、「操作性が高く、残米が出にくい。何より対応が早い」と高く評価し、精米が米販売の最終仕上げであることを踏まえ、両社の連携深化に一層の期待を寄せた。
このあと、式典は新製品披露へと移行。業務用精米機の3機種が紹介され(下記事参照)、同社が次の50年に向けて技術開発を進めている姿勢を印象づけた。
第2部では祝辞、乾杯、会食と続いたほか、社員による新ユニフォームのファッションショーや百足獅子演舞も披露され、会場を沸かせた。参加者は同社のこれまでの歩みに思いを馳せながら歓談した。









