コベルコ建機日本の取組:K-DIVE.の販促/スマート林業の道

スマート林業機械は日々進化を続けている。ICTによる様々な技術が開発されており、各地で導入が進む。林業の低コスト化や収益性の向上、安全性の確保が求めらている。人手不足や高齢化の課題を解決し、持続可能な産業への変革の実現に向けて、ベースマシンメーカー各社は最新技術を搭載した新製品の発売や、遠隔操作システムの開発・普及に取り組んでいる。今週はコベルコ建機日本を紹介。同社は重機の遠隔操作システム「K―DIVE」の販促を強化し、安全・安心・快適な職場環境の実現を目指している。
コベルコ建機日本㈱は遠隔操作による新しい働き方を推進し、多様な人を集め、生かし、育てる現場を作ることで「人」を起点に組織を活性化し、業界全体を変えることを目標にしている。同社が普及を進めるのが重機の遠隔操作システム「K―DIVE」だ。
遠隔操作システムと稼働データを活用し、お客様の取り巻く様々な課題を解決する現場改善ソリューションで、2022年から提供開始した。各地で開かれる展示会では試乗体験コーナーを設置し、メーン機種の一つとして積極的にアピールしている。
K―DIVEには、重機側に搭載したセンサを通して振動や傾きをコックピットへフィードバックする「モーションシート」を採用。大きな傾きだけでなく、操作に影響する微細な振動もオペレータに伝わるようになっている。
コックピット前面に配置されるスピーカはエンジン動作音や重機の作動音、ホーンなどの情報をコックピットに伝え、オペレータの操作をサポート。モニタには、重機周囲の視覚情報を表示。オペレータはコックピットに座り、姿勢を変えることなく重機周辺の状況を確認できる。アーム先端や現場の俯瞰など遠隔操作に必要なポイントも正確に映し出す。
遠隔操作したデータがダッシュボード(クラウド)にアップロードされるため、日々の業務内容や進捗状況が一目で分かる。日報や報告書の作成を補助。
1台のコックピットで、複数重機へ切り替えての遠隔操作が可能。待機や現場移動の時間を省き、人員配置や工程管理の効率化に貢献する。危険な現場を離れて、オフィスなどから重機の遠隔操作をすることで安全・安心・快適に現場業務に取り組むことが可能になる。
人と重機の稼働状況をデータで管理し、課題を見える化。無駄を省き現場の生産性向上に寄与。場所や時間を問わずに働ける環境をつくり出し、就業者の裾野を広げる。年齢を問わずにどんな世代もオフィスで就労できるようになり、服装も自由。メーンカメラの映像データはダッシュボードにアップロードされ、作業の様子を後から振り返ることができる。作業手順の共有や若手オペレータへの操作指導にも最適なソリューションだ。
現在は産業廃棄物処理、金属リサイクル、再生砕石など固定ヤードを中心に導入が進んでおり、林業現場への活用はまだこれからだという。林業でも木の選別やハンドリングなどでK―DIVEが活躍でき、今後の動きに注目だ。
DXソリューション部K―DIVE推進グループの奥本昂平グループ長は「現場の安全性を高めたいというお客様からの要望が増えている。K―DIVEの導入とともにコベルコの機械を購入してくれるケースもあり、相乗効果が出ている。市場のニーズを分析しながら、展示会などでのPRを引き続き強化し、遠隔操作を業界のスタンダードにしていきたい」と話した。









