プラ材質判定装置の開発で科学技術賞/山本製作所

山本製作所(山本丈実社長)は、「プラスチックの材質判定装置の開発」において、令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞した。
15日には同省内の講堂で表彰式が行われ、環境機器事業部技術グループの大森健司研究員が出席し賞を受けた。
大森氏が受賞した科学技術賞・技術部門は、中小企業、地場産業等において、地域経済の発展に寄与する優れた技術を開発した者が対象となっている。
受賞した業績は「プラスチックの材質判定装置の開発」。
同開発は「どこでも・誰でも・簡単に」を設計コンセプトに、①判定対象プラスチックをリサイクル現場ニーズの高い12種類に絞り込んで小型センサを採用し、これに応じた判定アルゴリズム構築と判定プログラムのアプリ化による低価格化②光源一体の小型分光器と市販の携帯端末との簡易構成による軽量・小型化③暖気時間不要で電源を入れセンサー部分を対象物に当てるだけで材質が分かる簡単操作性を実現した。
同開発により、価格面でリサイクル現場への判定装置導入の検討機会が増え、導入後は経験や知識を問わず誰でもどこへでも手軽に持ち運べ、簡単操作での高精度判別作業の効率化が期待される。
同成果は、リサイクル現場の課題解消と、業界全体のマテリアルリサイクル率向上のほか、各方面での分別ツール利用や編成調査・環境教育場面で社会全体の環境意識向上に寄与している。
受賞した大森技術研究員は「こんな大きな賞をいただいて、まだ信じられない。これまでの業績が認められ光栄だ。受賞したのは私一人の力ではなく、先輩、同僚、研究の許可を出してくれた上司・会社、そして何より研究を未来につないできてくれた方々がいてこそのこと。いろいろな方に感謝を申し上げたい。今後もこの技術を活かし、現場に寄り添い、誰もが使いやすい製品開発をしていきたい」と語った。









