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令和8年4月20日発行 第3595号 掲載

ソラマメ「多空の春」発売/サカタのタネ

 ㈱サカタのタネ(加々美勉社長・神奈川県横浜市都筑区仲町台2の7の1)は、ソラマメ「多空の春(おおぞらのはる)」を開発し、7月上旬から営利生産者向けに種子を発売する。本品種は冬から春にかけての急激な寒暖差に強く、強健に生育し、収量が安定して高いことが特徴だ。ソラマメの旬である春に、多く収穫できることから「多空の春」と名付けた。
 ソラマメは発芽直後から低温感応でき、低温状態を一定期間経た後、気温上昇とともに急速に成長し花芽を形成する、種子春化型の植物。
 生産現場では越冬中のダメージと冬から春にかけての急激な気温変化に順応できず、着莢数の減少や莢と豆の肥大不足が発生し、収量が大きく低下することが課題となっていた。
 「多空の春」は、急激な温度変化への適応と高い収量性の確保を目標に、サカタのタネが研究開発した。強い耐寒性と草勢を持っているため、越冬時の低温による障害から早期に回復し、春の気温上昇期に安定して生育する。
 そのため、従来品種と比較して、1株当たりの着莢数が多く、莢と豆の寸法・重量ともに一回り大きく育つ。3粒入りの莢が多いため、多収が見込める。
 「多空の春」は中早生品種で、トンネル栽培、露地栽培など作型適応性が広く、温暖地での秋まき春どり、寒冷地での春まき夏どりができるようになった。
 また、夏に発根させた種子を冷蔵コンテナで保管し、低温を経験させることで暖地での夏まき冬どりにも対応。
 国内でソラマメの生産量が減少傾向の中、サカタのタネは「多空の春」を通じてソラマメの収量向上に貢献。市場への安定供給を実現することで、より多くの消費者にソラマメに親しんでもらうことを期待している。
 価格は1袋1dl入り957円(税込み)、1袋1L入り8800円(同)。全国の種苗店・JAルートを通じて販売する。

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