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令和8年3月23日発行 第3592号 掲載

1台多役のグラップルの受注開始/イワフジ工業

 イワフジ工業(株)(有吉実社長・岩手県奥州市水沢字桜屋敷西5の1)は3月から、道付け用オールインワンアタッチメント「フェラーバケットグラップルGFB―90S」の受注を開始した。伐倒、玉切り、集材、掘削、転圧の各作業を1台でこなす、バケット機能とグラップルソー機能を併せ持つ路網開設用の特殊グラップルで、道付け作業を効率よく進めることができる。作業安全を確保する機械として拡販に当たっていく。
 同機は、2WAYバケットとトングの側板(ソーユニット側のみ)に特殊形状のエッジ=バイトエッジ=を備え、同エッジで伐倒時に立木をしっかりとつかむことでソーが伐倒木に挟まれるのを防ぐ働きをする(特許出願中)。
 また、独自の「伐根掘り起こしフック」を標準装備。グラップルの旋回ベアリングに負担をかけずに伐根を処理でき、2WAYバケットだけでは処理が難しい大きな伐根にも効果を発揮、道付けの速度を各段に向上させる。
 2WAYバケットは、油圧ショベルのバケットに近い形状で掘削しやすく、両開き構造でグラップル同様の作業性を実現。ツース逆側(グラップル側)を平爪として活用できるため、表土や伐根の搬送、整地に便利に使える。
 加えて土詰まりを軽減するスマート放土機能により、トング開き操作でバケットの逆側から放土が可能。作業の流れの中で自然に土を落とせるため、ストレスフリー、高い作業効率を発揮する。 オプションでサイドカッタの取り付けが可能(バケット側面の摩耗しやすい部分を保護し耐久性を向上させるとともに、バケット側面の土砂をよりスムーズに切り込める)。サイドカッタは、特に硬質土壌を扱う現場で効果が大きく、サイドカッタのみの交換にすれば、摩耗によるバケット交換のコストを削減できるメリットもある。
 伐倒はチェンソーで、対象木に近接して伐倒でき、かつ伐倒木は前方に倒すことができるため、安全作業に寄与し、一連の動作で伐倒から切断(玉切り)までスピーディーに作業を進められる。
 同社は、伐倒から道付け作業までを同機で行い、プロセッサなどによる造材、フォワーダによる材搬出といった作業工程を組むことで、新しいスマートかつ効率的な作業システムが実現するとし、フェラーバケットグラップルの今後の普及拡大に力を込めている。
 同機の主な仕様は次の通り。
 ▽質量=1480キロ▽寸法=全長1490×全幅860×全高1820ミリ▽最大開き幅=1100ミリ▽最小つかみ直径=130ミリ▽バケット幅=860ミリ▽最大許容荷重=2000キロ▽旋回角度=全旋回▽バケット容量=0・32立方メートル▽最大切断直径=500ミリ▽適用ベースマシン=11~18トン(0・45~0・65立方メートル)

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