2月のFAO食料価格指数、5カ月ぶりに上昇/FAO

FAO(国連食糧農業機関)は3月6日、2026年2月のFAO食料価格指数を発表した。それによると、2月におけるFAO食料価格指数は平均で125・3ポイントとなり、前月比1・1ポイント(0・9%)上昇した。同指数の上昇は5カ月ぶり。穀物、肉類、植物油の価格指数の上昇が、乳製品と砂糖の価格指数の下落を上回った。前年同月比では1・3ポイント(1・0%)下回り、2022年3月に記録したピークからは34・9ポイント(21・8%)の低下となっている。
内訳をみると、FAO穀物価格指数は2月平均で108・6ポイントとなり、前月比1・1ポイント(1・1%)増、前年同月比4・0ポイント(3・5%)減となった。価格上昇の理由は、小麦や大麦、ソルガムなどの上昇によるもの。2月の世界小麦価格は前月比1・8%増となった。国際トウモロコシ価格は概ね横ばい。FAO全米価格指数は同0.4%増となり、この背景にはバスマティ米とジャポニカ米に対する需要の継続があった。一方、世界大麦価格は引き続き堅調。ソルガム価格は国際的な需要の強さから上昇した。
また、FAO食肉価格指数は2月平均が126・2ポイントとなり、前月比1・0ポイント(0・8%)増、前年同月比では9・4ポイント(8・0%)上昇した。この上昇は主に世界の牛肉と羊肉価格の上昇によるもので、鶏肉と豚肉の価格はわずかな上昇に留まった。羊肉価格は過去最高値を更新した。
FAO乳製品価格指数は2月に119・3ポイントとなり、前月比1・4ポイント(1・2%)低下し、前年同月比28・4ポイント(19・2%)低下した。主な要因は、特に欧州連合におけるチーズ価格の継続的な下落にあった。
FAO植物油価格指数は 平均174・2ポイントとなり、前月比5・6ポイント(3・3%)上昇し、2022年6月以来の高水準に達した。背景にはパーム油、大豆油、菜種油の価格上昇があった。
FAO砂糖価格指数は平均86.2ポイントとなり、1月から3・7ポイント(4・1%)、前年同月比では32・4ポイント(27・3%)低下し、2カ月連続で下落。2020年10月以来の最低水準となった。









