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令和8年3月23日発行 第3592号 掲載

遠隔操作型土壌センサー発売/Braveridge

 IoT技術を活用したソリューションを提供する(株)Braveridge(ブレイブリッジ)(小橋泰成社長・福岡県福岡市西区周船寺3の27の2)は、土に挿すだけで土壌の▽水分量▽温度▽肥料の濃さ(EC値)―を正確に計測し、遠隔からスマホやパソコンで確認できる農業用IoTデバイス「PILEz(パイルズ)Bluetooth土壌センサー」及び「PILEz LTE―M 土壌センサー」の提供を開始した。イチゴやトマトなどの施設園芸から広大な露地栽培まで活用できる。
 これまで勘と経験に頼りがちだった土中の環境を正確に数値化することで、水やりや追肥のタイミングを最適化。収量の向上、品質の安定、肥料コストの削減などの課題解決に貢献する。
 農業現場では、気候変動や肥料価格の高騰に加え、深刻な人手不足が喫緊の課題だ。限られた人員で生産性を維持・向上させるには、新規就農者や若手へのスムーズな技術継承(後継者育成)が欠かせない。しかし、栽培の要である水やりや肥料の管理は、長年培われた熟練者の勘と経験に頼る部分が大きく、ノウハウの共有が難しいという壁があった。水や肥料の与えすぎ(または不足)は、根腐れや品質低下、無駄なコストの発生に直結するにもかかわらず、目に見えない土中の様子を正確に把握し、感覚を共有することは非常に困難。
 本製品は、こうした属人的なノウハウをデータとして可視化し、現場の課題を解決するため、過酷な屋外環境でも長期間安定して稼働する堅牢性と、誰もが簡単にデータを活用できる利便性を両立したIoTデバイスとして開発した。
 〈製品の特徴〉
 (1)デバイスの心臓部には、産業用途・IoT用途で高い実績を誇る(株)村田製作所の土壌センサーを採用している。
 一般的なセンサーが計測する土全体の電気の流れやすさ(バルクEC)だけでなく、植物が根から実際に吸収している水のイオン濃度(細孔水EC)を計測可能。「今、植物にとって肥料が濃すぎるか、薄すぎるか」をピンポイントで把握でき、肥料焼けを防ぎながら最適な栽培管理を実現する。
 (2)大掛かりな電源確保や配線工事の必要がない電池駆動。コンセントのない露地栽培の畑や、見回りが大変な飛び地の圃場、トラクタの動線で配線をしたくないハウス内でも、場所を選ばず「置くだけ(ポン付け)」で運用を開始できる。
 徹底した低消費電力設計により、LTE―M通信で約5年、Bluetooth通信で約8年の長寿命を実現。電源インフラがない過酷な屋外環境でも、導入後すぐに長期間の安定した計測を開始する。
 (3)Bluetooth土壌センサーは、ハウス内で複数箇所の計測を行いたい場合や、ランニングコストを抑えたい生産者に最適。
 LTE―M土壌センサーは、センサー単体で直接通信が可能。電源やWi―Fi環境がない露地栽培や離れた場所にある畑でも、挿すだけですぐに計測をスタート。電池駆動で数年間の稼働が可能となる。
 (4)取得したデータは、IoTネットワークサービス「BraveGATE」を経由し、APIにて顧客独自の生産管理システムやスマート農業プラットフォームに簡単に取り込むことが可能となる。

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