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令和8年3月16日発行 第3591号 掲載

農業は重点領域/ケルヒャージャパンが戦略説明会

ケルヒャージャパンは6日午後、本社でメディア向けの2026業務用製品戦略説明会を開催した。2月に同社トップに就任した挽野氏は、社業発展への意欲を示しながら、食の基盤をなす農業分野を重点領域と位置付け、技術提案を強化。人手不足が深刻化する産業現場では、ロボティクスによる清掃品質を保ちつつフロアケア事業におけるロボット市場比率の拡大を掲げた。その後、実演を交え新製品の説明会を進めた。説明会の冒頭、挽野社長は、2025年度の実績に関し、家庭用のモバイル高圧洗浄機「ハンディエアー」の大ヒットや業務用清掃マシンの遠隔・一元管理システム「ケルヒャーコネクト」の普及浸透などにより順調に推移したと紹介。今年からの営業重点施策などについては、2030年を目標年とする指標を示し「社会価値の創出を目指すクリーニング・ソリューションカンパニー」としてさらなる成長に向けるポイントを掲げた。具体的には、第一に農業分野を重点領域と位置付け、「衛生×省力化」をキーワードに衛生リスクを回避する清掃力(殺菌、洗浄)のアップ、環境負荷低減に寄与する化学薬品に頼らない洗浄作業(高圧洗浄機、温水高圧洗浄機の活用)などを提案し、農業関連清掃作業でのシェアを17%(2025年)から30%へ増大を図る。もう1つの重点分野となる産業現場への提案では、特に労働力の減少=人手不足が懸念される今後を勘案し、「清掃して整える」をキーワードに、ロボティクスによって清掃品質を保ちつつ現場の省人化/自動化への貢献をアピール。これにより、フロアケア事業におけるロボット市場の比率を5%から25%に拡大する方針を示した。また、ケルヒャーグループの社会貢献の一端として世界中で進めてきたクリーニングプロジェクトに触れ、日本国内での新たな取り組みを示唆、この活動は地域の活性化にもつながると期待を寄せた。続いて加藤統子マーケティング&プロダクト本部長が、サステナビリティを価値に変える「Go Further」アクション並びに新製品の紹介に当たり、サステナビリティに関する活動が企業の価値付けにつながる情勢下、「清掃はコストではなく企業価値を高めるための投資」と捉えて提案を進めていくとし、1.高圧洗浄機などの活用による作業時間、コストの削減、2.薬剤に頼らない温水活用による除草、畜舎清掃=家畜の感染予防、新規洗浄剤の活用、3.ロボットによる自動化、省力化―などをあげた。新製品に関しては、温水高圧洗浄機、ロボット掃除機、洗浄ロボットなどとともに、3月9日に新発売となった「1ステップ床洗浄機BR/45/22C BpLi」を紹介。同機は、従来の掃いてから洗う2段階作業を1ステップで処理する製品で、手間とコスト削減に寄与する新技術として積極的に現場提案を進めていくとアピールした。

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