ベストロボ30周年/マツモト

マツモトは、1996年に半自動長ネギ調製機「ベストロボ」を発売して以来、今年でちょうど30周年を迎えた。長ネギ皮むき機「むきむき」と根葉切り機「きり子」を商品化した後、当然の流れとして両機をドッキングした開発プロジェクトが発足。そして1996年に「ベストロボ」が市場投入され、ヒット商品として人気はいまだに衰えをみせない。昨年10月、同社は新開発した「ネギ根葉切り皮むき機 ベストロボ スマートX」を発表、今春から受注を開始した。同機の市場投入により、ベストロボは初代の「MB-1DⅡ型」、皮むき作業も自動化した「オートマZ MBZ-1型」の計3機種が揃い、主に家族労働を主体とした長ネギ生産農家それぞれの営農形態に合わせた省力・効率的調製作業を提案できるシリーズが整った。「ベストロボ スマートX」は、ネギの商品価値を大きく左右する根切り作業について、緑色のレーザー光線が示すところに根の生え際を合わせて置くだけで、機械がネギの太さに合わせて適正な位置を判断し、切断刃が動いて根を切断する自動機構を採用、作業に熟達していない者でも価値を損なうことなく仕上げることができる。また、作業者個々の目線方向や体格の違いで適正切断位置がずれないように、根切り深さは、標準、浅切り1.2.3、深切り1.2の6段階調整が可能。皮むきについては、従来のベストロボと同じ機構で、前段階で根が適正な位置で切断されることにより、一層スムーズに進めることができ、処理能力のアップに結びつく。加えて、これまでの作業体系を変える必要がなく、機械の切り替えがしやすいメリットもある。同機を試用した農家は、A品率が上がって出荷金額が増加し、収益性が格段に向上したと評価。従事者の高齢化とともに、根切りの適正位置の判断が難しくなるケースもあり、そうした農家に同機はうってつけの製品となる。同機の能率は、10馬力コンプレッサ使用時は毎時1000~1200本。より大きな能力を持たせたいと15馬力コンプレッサを用いる場合は同1200~1500本の能力を発揮する。すでに受注が進んでおり、同社は本社での実演会や導入農家の視察などを通じて同機の機能理解を深めつつ販促に当たりたいとし、30周年の実績作りに力を込めている。









