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令和8年3月16日発行 第3591号 掲載

新規就農者が支える有機農業/関東農政局がみどり戦略勉強会

関東農政局は11日、みどりの食料システム戦略勉強会(第41回)をオンラインで開催し、坂ノ途中の代表取締役・小野邦彦氏が「有機農業の現状と展望―坂ノ途中が様々な地域で活動してきて見えてきたこと」と題して講演した。小野氏が2009年に設立した坂ノ途中は、提携農家の有機農産物などを販売している。小野氏は「環境負荷の小さい農業を広げるためには、新規参入者の増加が必須。しかし、ゼロからスタートする新規参入者は、必然的に小規模小投資型の営農になる。多くの流通企業は少量不安定さを嫌うため、たいていの就農者は経営が成り立たない」と指摘。そこで同社は、生産者とのデータ連携などで効率化を図るとともに、野菜の季節変化を消費者に伝えたり、顧客ニーズを生産者にフィードバックするなど、生産と消費が分断されない新たなバリューチェーンを構築し、旬の有機野菜を消費者に届ける定期便を主力事業に。約400軒いる提携農家の88割が新規就農者だといい、日本で唯一の事例だとした。

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