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令和8年3月16日発行 第3591号 掲載

豊かな食PJ成果報告/SIP3期フォーラム

SIP3「豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築」プロジェクト(PJ)は11日、都内千代田区の鉄鋼カンファレンスルーム及びWebで、2025年度公開フォーラムを開催した(内閣府、農林水産省、SIP3「豊かな食」事務局の共催)。内閣府が進めるSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)事業の第3期にて、「豊かな食」PJが進めている「持続的に”豊かな食”が提供される国産資源を活用したフードチェーン」の再構築を目指した研究開発について、課題担当者がプロジェクトの進捗・成果を中間報告。「豊かな食」の実現に向け、社会実装への展望も含めて講演及びパネルディスカッションが行われた。また、会場内別室ではポスター展示も行われ、研究担当者が技術紹介を行うとともに、来場者と意見交換を実施した。冒頭、来賓として内閣府政策参与・プログラム統括の南部智一氏が挨拶し、SIPは元々12年前の安倍政権時に発足した事業であり、社会の重要課題の解決及び新たな価値の創造という目的で進められ、現在第3期目に入っていると説明。3期の特徴はイノベーションの社会実装にあると述べ、具体的に制度設計や人材育成などを通していかに社会に利用してもらうかにポイントをあて、XRLと呼び成熟度評価をしているとした。そして、本日成果発表を行う4課題について非常に前に進んでいると評した。続いて、豊かな食PJプログラムディレクターの松本英三氏(J-オイルミルズ顧問)が主催挨拶し、同PJの概要を紹介。日本のフードチェーンが抱える食料安全保障・環境・健康の3つのリスクに対して、サイバー・フィジカルシステムを活用して、国内産業を活性化させ、持続可能なフードチェーンを国内に再構築することを目指すとミッションを語った。それを実現する具体的な技術として、今回成果報告をする4つのサブ課題(1)物性タンパク質(大豆)の育種基盤構築と栽培技術確立(2)肥料の国内循環型利用システム構築(3)動物性タンパク質(水産物)の次世代養殖システム構築(4)国産大豆等を利用した豊かな食解析システム―を提示。これらの課題解決を通して、国産国消の最大化と環境負荷低減の両立や、ウェルビーイングにつながる活力ある生活の実現を目指すなどと述べた。その後、農林水産省農林水産技術会議事務局・東野昭浩研究総務官による基調講演「SIP3『豊かな食が提供される持続可能なフードチェーンの構築』への期待」ならびに、(1)~(4)の成果報告と社会実装に向けた取り組みについて研究者から説明が行われた。

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