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令和8年3月9日発行 第3590号 掲載

農作業事故防止中央推進会議を開催/日農機協

 一般社団法人日本農業機械化協会(菱沼義久会長)は2月27日、都内新川の馬事畜産会館会議室で令和7年度農作業事故防止中央推進会議「農業の労働安全をめぐる最新の動き」を開催した。
 開会挨拶した菱沼会長は、昨今の農業生産においては法人化や企業的な経営が進展しており、家族経営においても生活と経営を分けて行う取り組みが進む中で、労働安全は非常に重要になってきていると指摘。多彩なテーマを専門家に説明してもらうので、しっかり勉強して有意義な会議にしてほしいなどと語った。
 また、来賓挨拶した農林水産省農産局技術普及課生産資材対策室・美保雄一郎室長は、前日公表した令和6年の農作業事故死亡者数が287人となり、前年比51人増と大幅に増加したことを受け、非常に重く受け止めていると言及。農作業安全対策について一段ギアを高めて、緊張感を持って取り組みを進めていかなければいけないとして、一層の協力を要請した。
 続いて講演に移り、(1)農作業安全をめぐる動きと農林水産省の取組み(農林水産省・美保室長)(2)労働労働安全衛生法の改正―個人事業者等への措置の拡大―法改正の概要と今後のスケジュール、農業関係者の実施すべき事項等(厚生労働省労働基準局安全課・繁野北斗技術審査官)(3)労災保険制度の見直しに向けた状況―雇用者数による猶予措置の撤廃―制度見直し検討の概要と今後のスケジュール、農業関係者の実施すべき事項等(農林水産省経営局就農・女性課雇用グループ・菅原健太郎経営専門官)(4)その他労働安全等をめぐる動き(一般社団法人日本農業機械化協会・氣多正技術顧問)(5)トピックス:農作業とクマ対策(長岡技術科学大学物質生物系・山本麻希准教授)(6)京都府の農業機械士活動状況等(京都府農業機械士協議会・山田一徳会長)―の6講演が行われた。
 美保室長はまず6年に発生した農作業事故について、死亡者数が前年比51人増と急増し、就業者10万人当たり死亡者数は、14・8人に増え他産業との差がさらに拡大したことを説明。
 夏季における農作業死亡事故発生リスクを低減するべく、「農作業における熱中症等対策総合パッケージ」としてとりまとめ、スマート農業技術や農業サービス事業者等を活用したホワイト生産方式への転換と、農業者における熱中症等の回避行動の啓発活動を併せて推進していくなどと説明した。

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