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令和8年3月2日発行 第3589号 掲載

バッテリー初の背負式/ハスクバーナ・ゼノアの新製品

 ハスクバーナ・ゼノア(株)(パウリーン・ニルソン代表取締役・埼玉県川越市南台1の9)は、既報の通り2月18日に開かれた全国ハスクバーナ・ゼノア会の席上、今年の需要掘り起こしに活かす新製品を発表し、参加した販売店からも高い関心を得た。今週はその中から、ゼノアブランドのバッテリー式刈払機、ハスクバーナブランドの林業用次世代ヘルメットの特徴などをみる。
 ゼノアのバッテリー刈払機「BCi260―PRO」シリーズは、肩掛け式はループハンドルのBCi260L―PROおよび両手ハンドルの同260W―PRO、背負式の同260BK―PROの3機種で構成。いずれもエンジン式の30立方センチに匹敵する作業性能を有するとともに、バッテリー式の使いやすさ、扱いやすさを兼ね備えており、強力パワーで太い草、密集した草も刈り取る。
 中でもバッテリー駆動の背負式は世界初(同社)の製品で、我が国の現場ニーズに応えた新規機種。女性や高齢者でも傾斜地の草刈り作業に従事する機会が多いことから、エンジン始動の難しさがなく、作業中のバランスが取りやすいなど、安全作業を進める上でも推奨ポイントの多い機種になる。
 また、ロングトリガーレバー付きスロットルレバーは、日本の現場の声から生まれたもので、特許出願中の機構になる。傾斜のある畦切り、長時間作業でも軽荷重のロングトリガーレバーが右手の負担を軽減し、ひと目で分かるバッテリー残量の視認機能をはじめ、無段階変速ギア、約50%稼働時間を延長する(同社試験結果)セーブ・イー(saveE)機能のそれぞれが使いやすさを後押しする。
 草刈り作業は、暑さの厳しい夏場に行われることが多いため、同社は暑熱下の稼働試験を実施し、それに備えた。具体的には、大面積・大容積ヒートシンクと、ゼノア独自のバッテリーアクティブクーリングのダブルクーリング方式を採用、高負荷に強く、夏場でも作業を止めないバッテリー式刈払機に仕上げている。
 加えて、エンジン式と同じギアケースと中空シャフトを採用。チップソーをナイロンカッタやSGC―AM、畦草刈機(LHTZ―A)などの各種アタッチメントに変えて使えるようにしている。また、チップソーを使用した場合は、電動ならではの低速運転により、石飛びの危険性を回避できるメリットがある。
 バッテリーを除いた質量は、ループハンドルが3・3キロ、両手ハンドルが3・5キロ、背負式が6・6キロ。メーカー希望小売価格は、それぞれ6万6000円、6万7100円、8万5800円(いずれも税込み)。
 ハスクバーナのヘルメットは、最新モデルの「へルメットテクニカルMips」と軽量で扱いやすい標準モデル「ヘルメットテクニカル」の2種。前者は衝撃に対応した最新技術(Mips)を搭載、業界の安全基準をさらに引き上げる革新的製品になる。Mipsは、多方向衝撃保護システムの略称で、ヘルメット内部に低摩擦レイヤーを設けることで衝撃時にわずかに滑り、エネルギーを分散させ、脳に伝わる回転エネルギーを減らして脳へのダメージを軽減する仕組み。
 両製品ともに(1)軽くて丈夫(2)視界が広い(3)メッシュの換気システムで蒸れにくい設計(4)工具なしで素早くバイザーの交換が可能(5)UV劣化インジケーターの搭載で交換時期が分かる(6)片手でサイズ調整できるラチェット式―などの特徴がある。それぞれ2色から選択できる。価格はヘルメットテクニカルMipsが3万1500円(税込み)、へルメットテクニカルが2万7500円(同)。

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