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令和8年2月23日発行 第3588号 掲載

JA全農と農研機構が水稲「ZR2」開発/田植機・育苗関連機器特集

 JA全農と農研機構はこのほど、「ZR1」に続き水稲新品種「ZR2」を開発した。「ZR1」と同じく極多収で良食味、極短かんで倒伏に強く、病害にも強い中生業務用多収品種。全農では、2030年産までに2000ヘクタールの作付けを目指していく。
 「ZR2」は、育成地(農研機構作物研究部門=茨城県つくばみらい市)では、「コシヒカリ」や「とよめき」と同程度の熟期で、収量は標肥移植栽培で687キロ/10アール、多肥移植栽培では739キロ/10アールとなり、全国で広く栽培されている「コシヒカリ」と比べて約2割の多収性を示した。また、現地試験では最大766キロ/10アール(2022年、茨城県水戸市)の収量が得られている。
 葉いもち・穂いもちに対しても抵抗性は「やや強」で、縞葉枯病抵抗性を有することから、関東以西の幅広い地域での栽培が期待される。
 食味は「とよめき」より良好で、短かんによる高い耐倒伏性を備えており、さらに、くず米割合は「コシヒカリ」の約4分の1と少なく、安定した品質も特徴。
 全農では、中食・外食を中心とした業務用実需者に向けて本品種の提案を進めており、2028年産までに関東から西日本を中心に500ヘクタール、2030年産までに2000ヘクタールの作付けを目指す。
 全農によると、拡大する業務用需要に対応し、契約栽培を進める中で、実需者からは「良食味で加工適性の高い米を使いたい」、生産者からは「作期分散が可能で、栽培しやすい品種を提案してほしい」といった声が多く寄せられていた。
 「ZR1」は、10アール当たり最大800キロの多収性かつ良食味で、倒伏や病害に強いことから産地・実需の双方から高い評価を得ており、2025年産の作付面積は前年比2倍となる270ヘクタールに拡大。2026年産では、全国で作付けが進み、1000ヘクタール以上まで拡大を見込んでいる。

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