WLCへ今井陽樹氏出場/やまびこジャパン

第36回世界伐木チャンピオンシップ(WLC2026)が3月12~15の4日間、スロベニアのシェンテルネイ競馬場で開催され、やまびこジャパン(株)(水嶋伸介社長・東京都青梅市末広町1の7の2)のアンバサダーを務める今井陽樹(ひのき)選手(合同会社ひのきや・群馬県藤岡市)が日本代表として出場する。
今井選手は昨年10月18、19日に鳥取市で開催された「第4回日本伐木チャンピオンシップin鳥取」のプロフェッショナルクラスに出場。日本代表選考も兼ねた同大会で総合得点1654点の日本記録を樹立して優勝し、通算3度目となる世界大会出場への切符を獲得した。
今井選手の主な使用モデルは、ECHO「CS7330P/60R73」。排気量73・5立方センチの大型プロソーで、国産初の「6流掃気シリンダー」を搭載、出力と低排出ガスを両立するハイエンドモデル。伐倒や丸太切りなど、パワーとスピードが求められる種目でその高い鋸断性能を発揮する。今井選手は「国産機の実力を世界に示したい」という強い思いを胸に、2023年のWLCでは、日本人最高位となる11位を記録した。
WLCの競技は、国際伐木競技連盟(IALC)のルールに基づき、「正確性」、「スピード」、「安全管理」の3要素で採点。基本点に加点される形式であるが、安全規則に反した場合は厳しい減点が課せられる。
競技種目は(1)伐倒=標識杭への正確な倒し込み(数センチ単位の誤差)、受け口の角度や追い口の高さ、完了までの時間(2)ソーチェン着脱=チェーンの交換スピード。完了後のチェンソーが即座に始動可能であること。怪我(出血)は失格対象(3)丸太合せ輪切り=上下からの切り込みの正確な一致(段差のなさ)、丸太に対する垂直度、スピード(4)接地丸太輪切り=地面の板を傷つけずに、いかに薄く正確に丸太を切り抜けるか。厚みの均一性とスピード(5)枝払い=丸太に配置された30本の枝(杭)を、幹を傷つけず、かつ、切り残しなく最短時間で除去する技術―の5種目。
今井選手は、アンバサダーとして日常業務でも同社のチェンソーを使用しており、実際の山林現場で得たフィードバックが製品開発や改良に役立てられている。また、本業である伐採業の傍ら、NPO法人ロガーズを立ち上げ、地域の子供達向けに木と触れ合う体験会の主催や、山仕事の若手林業従事者の活躍の場の提供など、山の仕事を社会に発信する活動も行っている。
今井選手はWLCを前に、群馬県庁を訪問し、「表彰台で感謝を伝えたい」と抱負を語っている。









