ポテチ用馬鈴薯の新品種育成/農研機構

農研機構は17日、長期貯蔵が可能なポテトチップ用バレイショの新品種「しんせい」を開発したと発表した。
「しんせい」はバレイショの重要害虫であるジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持ち、ポテトチップ加工適性に優れるとともに、収穫から翌年6月まで9カ月間貯蔵しても、でん粉の糖化がゆるやかなためポテトチップの焦げにつながる糖が増えにくく、焦げの少ないポテトチップの製造が可能。これにより、国産原料が不足する2~6月のポテトチップ原料の安定供給への貢献が期待される。2026年春から本格的な一般栽培が開始される予定。
主な特徴は次の通り。
(1)塊茎の形は卵~長卵形、肉色は白(2)現在の主要なポテトチップ用品種「トヨシロ」と同程度の熟期である中早生に属し比較的早く収穫可能。収量も同程度。でん粉価はやや高いことから代替栽培に適する(3)ジャガイモシストセンチュウに対して抵抗性を有し、打撲黒変への耐性も高く、品質の向上や原料のロスを軽減(4)ポテトチップ加工適性は、外観や食味が「トヨシロ」「スノーデン」より優れ、アグトロン値(食品の色調を示す指標。値が高いほど白く、低いほど焦げ色が強い)も高い(5)収穫翌年の6月まで低温貯蔵しても加工後の外観に優れ、アグトロン値の低下も少なく、長期貯蔵性に優れる―など。









