チェンソー、刈払機とも増加/2025年の輸出実績

この2~3年、減少傾向で推移していた刈払機やチェンソーといった小型手持ち用機械の輸出が増加に転じた。刈払機、チェンソーともに前年に比べて二桁という大幅な増びとなっており、農林業機械の輸出を牽引する重要な機種の1つとなっている。また、草刈機、モーア等の草刈機などの緑地管理用の機械も二桁増と好調な推移をみせており、メードインジャパンへの評価の高さが実績となって表れている。中でも刈払機の輸出台数は、この5年の間で最も多かった2022年の47万2349台を4・8%上回る49万5223台となり、海外からの要請の大きな商品となっている。
刈払機やチェンソーの輸出実績は、日本農業機械工業会(増田長盛会長)が財務省通関統計を基に農業機械輸出入実績としてとりまとめている。先ごろ、2025年1~12月分を公表した。
2025年の輸出金額が2810億7322万円で、前年に比べ98・6%と伸び悩む中、刈払機やチェンソーなどの小型、手持ち用機械は台数ベースでも、金額ベースでも増加に転じた。
刈払機は49万5223台で対前年比117・8%、チェンソーは28万861台で同115・6%と、共に二桁の伸びを示して、2023年、2024年と続いた減少傾向から、増加した。
とはいうものの、2025年のチェンソーにあっては、2022年の輸出実績である34万2452台に比べ82・0%の水準でしかなく、しかも2021年の31万1474台から2023年の30万1428台まで30万台の実績を維持していたことを考えれば、かつてのボリュームには達していない。チェンソー輸出が今年再び、30万台を超えるかが注目されよう。
一方、2023年、2024年と連続して前年実績を下回っていた刈払機も反転、増加に転じた。しかもその輸出総台数は、2020年以降の5年間で最も多かった47万2349台を4・4%上回って最多。今年以降、どのような推移をたどるか目が離せない。
刈払機と同様、緑地管理用として活躍する草刈機、モーア等の草刈機もそれぞれ3409台、7万2090台で、前年に比べて133・0%、112・0%と伸長、台数的にもボリュームのある好調機種の一つとなっている。









