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令和8年2月16日発行 第3587号 掲載

刈払機実習:ケガをしない安全な草刈り/井関農機・東京農業女子講座

 午後の実習のうち、刈払機の実習では小林氏が講師を務め、井関農機さなえ倶楽部の田代奈々氏がサポートを行った。
 ヰセキの肩掛式・背負式エンジン刈払機や、EGOバッテリー刈払機をズラリと並べ、その中からエンジン刈払機CZ238Hと、バッテリー刈払機BCX4500を試用機種として、エンジン式・バッテリー式の違いを実習。機械の安全な始動の仕方をはじめ、チップソーの交換方法、オイル補給、毎日の点検方法、実際に草刈りを行う際の安全対策などを丁寧に解説した。今回の会場敷地内には草が生えていなかったため、農業者が1人ずつエンジン式・バッテリー式の刈払機を用いてエアー草刈りを体験した。
 小林氏はまず今回の講習のコンセプトとして「ケガをしない草刈り」を掲げ、今年1年誰もケガをしない草刈りを確認してほしいと語った。小林氏はエンジン式刈払機とバッテリー式刈払機の違いを実演をまじえて説明。ユーザーの7~8割はエンジン式を活用しているといい、エンジン式から解説した。チップソーの刃が欠けていないか確認した後、ヒビや欠けがあれば交換。交換の際に気を付けるポイントとして、ケガ防止に手袋をして交換すること、逆ねじであること、チップソーがグラついた状態で締めないこと、締めすぎないこと―などをあげた。チップソー交換後は、農業者1人ずつ始動させる体験を行った。初めて刈払機を触る農業者はなかなかエンジンがかからず、奮闘する姿も。続いて、EGOのバッテリー式刈払機も、バッテリーを装着して安全装置を解除し、始動させる体験を1人ずつ実施。エンジン式と比べて簡単に始動でき、騒音も少ないなどの違いにそれぞれ驚いていた様子だった。
 その後、二手に分かれて、エンジン式刈払機とバッテリー式刈払機のエアー草刈りを実践。小林氏は草刈りを行う前に環境確認を行うこと、眼鏡など防護の徹底を行うこと、複数で草刈りを行う際は15メートル以上離れることを徹底し、刈払機は右から左へ動かして草を刈ること、傾斜地には特に注意して上方から下がっていくことなどを注意点として共有。農業者は注意しながらじっくり草刈り体験を行っていた。
 体験した40代男性の農業者に話を聞くと、「エンジン刈払機の方がパワフルなのと、自分で草刈りの具合を調整できそうなのが良いと思った」との感想。また、別の女性農業者からは「刈払機は音や石飛びなどが気になるので、普段防草シートを使っている。今回体験した電動は始動が簡単なのと静かで良かった」との評価も。それぞれがエンジン式・バッテリー式の使い勝手や利点をしっかりと体感できたようだった。

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