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令和8年2月16日発行 第3587号 掲載

鳥獣対策サミット、優良活動を表彰/農林水産省など

 農林水産省は12日、都内霞が関の同省7階講堂において、令和7年度鳥獣対策優良活動表彰式を開催した。優良事例を広く紹介することで効果的な鳥獣対策の推進を図るもので、鳥獣被害対策の取り組みについては平成21年度から、ジビエ対策については平成28年度から表彰を実施している。今年度は農林水産大臣賞2組ならびに農村振興局長賞3組に表彰状が授与された。
 開会にあたり挨拶した根本幸典農林水産副大臣は、受賞者に祝意を述べ、今回の表彰により受賞者の取り組みが模範事例として全国に広がり、鳥獣被害の軽減やジビエ利用の一層の拡大につながることを期待するなどと語った。続いて、根本副大臣から農林水産大臣賞を、農林水産省農村振興局・松本平局長から農村振興局長賞の表彰状がそれぞれ授与された。
 今年度の両賞の受賞者は次の通り。
 【農林水産大臣賞】みたけの里づくり協議会(兵庫、被害防止部門)▽奥三河高原ジビエの森(愛知、捕獲鳥獣利活用部門)
 【農村振興局長賞】大町市(長野、被害防止部門)▽越沢自治会(新潟、同)▽(株)GreenPeace(長崎、捕獲鳥獣利活用部門)
 表彰式終了後、同会場で第13回全国鳥獣被害対策サミット((株)プランドゥ・ジャパン主催)が開催された。今年度の同サミットは「鳥獣害を超える!~多様な人材が描く、新しい獣害解決への道~」と題して、初の東京・大阪の2会場で開催。12日に開催された東京会場のサミットでは、「Part.1~問題解決の枠組みを広げる」をテーマに掲げ、従来の枠組みを超えた問題解決のビジョンとその実現に向けた仕組みについて、取り組み事例をもとに議論を深めた。
 また、同省7階共用第1会議室において、最新の鳥獣害対策及びジビエ利活用の資機材・カタログ・ポスターなどが参集する展示・ポスターセッションが開催され、活発な情報交換が行われた。
 東京会場のサミットでは、令和7年度鳥獣対策優良活動表彰受賞者からの取り組み報告5講演をはじめ、解題「鳥獣害を超えるための視座の転換~なぜ必要か/どのように実現できるか~」(NPO法人里地里山問題研究所・鈴木克哉氏)、鳥獣被害対策の事例発表(1)「鳥獣被害対策の本丸~鳥獣との闘いから過疎・人口減少の波との闘い~」(島根県美郷町役場美郷バレー課・安田亮氏)(2)「地域創造的アプローチによる鳥獣害対策~神奈川県大磯町の取り組み~」(神奈川県大磯町産業観光課・弘重穣氏)(3)「野生鳥獣被害対策において目指すべき方向性とは~野生鳥獣と地域社会との共生関係の再構築に向けて~」((株)日本総合研究所・大島裕司氏)の3講演、パネルディスカッション、質疑応答などが行われ、参加者はそれぞれの立場で理解を深めた。

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