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令和8年2月9日発行 第3586号 掲載

着実に普及するラジコン式/シーズンへ加速する草刈機・刈払機

 ラジコン式草刈機の普及は、スマート農業の推進が大きなエポックメーキングとなった。多くの関係者が認めるところだろう。農林水産省が進めたスマート農業実証プロジェクトによって、全国的に浸透した。
 スマート農業実証プロジェクトは、令和元年度にスタートした。「スマート農業技術を実際に生産現場に導入して技術の実証を行うとともに、技術の導入による経営への効果を明らかにする取り組み」として、全国各地の生産現場で稼働。ラジコン式草刈機はドローン等と並んで導入技術の1つに加えられており、また、プロジェクトの一環として行われた各地の現地検討会などでその高い作業性能が評価されたのは周知の通りだ。
 ラジコンやリモコン式などの遠隔操作式が関心を呼んだのは、その高い作業性能とともに、作業の安全性など総合的に評価されてのものだ。
 こうした遠隔操作型の草刈機のメリットは、「急傾斜地や人が入りにくい耕作放棄地等での除草作業で使用可能な、リモコンにより遠隔操作する草刈機」であること。草刈り用機械として、(1)危険な場所での除草作業も安全に実施可能(2)軽量コンパクトで、軽トラックでの運搬が可能(3)作業時間を低減可能―などを実現する点だろう。
 こうした草刈機の取り扱い企業としては、サンエイ工業(株)▽和同産業(株)▽(株)ササキコーポレーション▽キャニコム▽(株)クボタ▽(株)アテックス▽ハスクバーナ・ゼノア(株)▽ソフトバンク(株)▽三陽機器(株)▽ヤンマーアグリ(株)の主力製品が農林水産省のホームページで紹介されているが、最近は、輸入の大型機も含めて取り扱い企業数は広がりを見せており、厚みを増してきている。
 例えば、最新の林業機械が一堂に揃う、林業機械化協会主催の「森林・林業・環境機械展示実演会」会場でもリース・レンタルを展開している企業が遠隔操作型のラジコン式草刈機を実演し、PRしている。
 こうした企業によるプロモーション、営業活動の展開、広がりによって市場を形成し、最大の特徴でもある危険な場所での作業を安全に、かつ確実に作業する点が評価されている。農村市場に加えて周辺、他分野である地拵え用の林業や公園やグラウンド、河川敷、河川の法面など比較的面積の大きい緑地管理の需要を獲得するようになっている。バリエーションを着実に増やしているのが最近のトレンドの1つといえるだろう。
 機種的な動向としては、操作面でもより扱いやすい機種にレベルアップしている。

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