ピックアップ香川企業:地温上昇抑える生分解性マルチ・大倉工業/香川県特集

一般包材やマルチフィルムなどを製造販売する大倉工業(株)(福田英司社長・香川県丸亀市中津町1515)が発売している生分解性マルチ「エコロームこかげ」が、地温の上昇を抑えつつ環境負荷を軽減できるとして、農業現場での省力化と夏場の作物生育を支える資材として注目されている。同社は、従来から地温抑制効果で評価されてきた「こかげマルチ」を生分解性タイプとして新たに開発し、廃棄物処理の負担を減らしたいという生産者の声に応えた。同製品は「日本バイオプラスチック協会認定商品(登録№1183)」として、生分解性プラマークを取得している。
同製品は、乳白色層が赤外線を反射して日中の地温上昇を抑える一方、黒色層が太陽光を遮断して雑草の発生を防ぐ構造となっている。使用後は土壌中の微生物によって水とCO2に分解され、土壌や作物に有害な残渣を残さない点が大きな特徴。収穫後に回収する必要がなく、そのまま鋤き込むだけで良いため、作業時間の短縮と廃棄物削減の両立が期待される。推奨作物はレタス、豆類、セロリなど幅広く、厚さ20マイクロメートル、幅950~1800ミリ、長さ200メートルの規格で提供される。環境配慮と作業効率化の両面を満たす資材として需要は今後も高まりそうだ。









