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令和8年2月9日発行 第3586号 掲載

バッテリー駆動ショベル、電力負荷を平準化/日立建機が実証

 日立建機(株)(先崎正文執行役社長・東京都台東区東上野2の16の1)は、産業廃棄物の中間処理を行う石坂産業(株)の協力を得て実施した昨年11月の実証試験において、バッテリー駆動式ショベルが稼働時の電力負荷を平準化できることを実証した。これにより、電動建機普及の課題の1つである電力インフラへの負荷を軽減し、施工現場のカーボンニュートラルの実現を推進していく。
 昨今、GX建機認定制度が開始されるなど、日本国内でも電動建機の導入機運は高まりつつある。排出ガスを出さず、静音性に優れているが、充電や電力供給といった運用上の課題がある。有線式電動ショベルの場合は常時給電が必要なため電力インフラへの負荷集中や、ケーブル接続による移動範囲の制約がある。石坂産業も有線式を採用しており、作業内容によって変動する電力負荷の平準化や運用の柔軟性向上への期待も高まっている。
【実証試験の結果】
 バッテリー駆動式ショベルを、商用電源とバッテリーを併用して稼働させた結果、電力供給を一定に保つことで、ピーク電力を抑制できることを確認。この結果を踏まえて、日立建機がバッテリー駆動式ショベルと有線式のピーク電力のデータを試算・比較したところ、理論上、有線式に比べてピーク電力を60%低減できる見通しが得られた。これにより、施工現場の環境負荷や電力インフラへの負荷軽減につながることが期待できる。
 敷地内のリサイクル資材の仕分けなど、従来ディーゼルエンジン式で行っていた移動を伴う仕分け作業において、バッテリー駆動式ショベルZE135がバッテリーのみで稼働することで、エンジン式と同等の作業が可能となり、現場での電動ショベル運用の幅を広げられることを確認できた。
 日立建機は実証試験で得られたデータを活用し、これまで以上に実践的な電動機械の運用方法を顧客に説明できるよう、提案力を高めていく、としている。

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