80周年記念講演会を開催/日本森林林業振興会

一般財団法人日本森林林業振興会(沼田正俊会長)は3日、都内飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで設立80周年記念講演会を開催した。これには林野庁、関連団体から来賓を招くとともに、関係者ら約150名が参集し、3氏の講演に耳を傾け、講演会のテーマとして掲げた「森林・林業・木材産業の今後を探る」の方向性を共有した。
同振興会は、昭和21(1946)年2月に外地から帰国した林業関係者等の福利厚生対策を主な任務とする財団法人林友会して設立。その後、林野共済会、林野弘済会への改組を経て、平成24年に一般財団法人日本森林林業振興会として新たに発足し現在に至っている。
講演会の冒頭、主催者として挨拶に立った沼田会長は、これまでの足取りを振り返りながら「今後の森林・林業・木材産業のため、それぞれのポジションでよりよき方向が見い出されればありがたい」と記念講演会の成果に期待を寄せた。
引き続き行われた講演では、三井物産戦略研究所シニア研究フェローの本郷尚氏が「森林林業の環境価値と商業化の課題」、コマツグリーン事業(林業・農業)推進本部本部長の梅田博之氏が「コマツが描く未来の林業現場―課題解決型グローバル機械化林業への挑戦―」、リクルートSUUMO編集長の池本洋一氏が「住宅分野における木材利用分野の可能性」と題し、それぞれの立場から森林・林業・木材産業との関わりを話して、現在の問題意識や取り組み方などを披露した。
このうちコマツの梅田本部長は、林業機械事業について「安全で生産性の高いクリーンな生産現場を実現するソリューション」と位置付けて、特にコマツフォレストでの実例などを紹介。日本国内へのタイヤ式CLT機のトライアル導入の経緯や、コンセプトマシン、事業成長のための重点活動として取り組んでいるカスタマーサポートの現状などを示し、「全方位で機械化を進める」同社の基本的なスタンスを発信した。









