MENU
令和8年2月9日発行 第3586号 掲載

究極のお米「ZR2」育成/JA全農、農研機構

 JA全農(桑田義文代表理事理事長)及び農研機構(久間和生理事長)は3日、多収で良食味の水稲新品種「ZR2」を共同育成したと発表した。関東以西向けで、いもち病に強く、縞葉枯病抵抗性を持つ中生の業務用多収品種となっている。
 ZR2は、今後の日本を担う若いZ世代をはじめ生産者・消費者に広く浸透してほしい思いから、JA全農が開発した究極のお米の第2号として頭文字を取り命名した。
 特徴をみると、育成地の農研機構(茨城県つくばみらい市)において、「コシヒカリ」、「とよめき」と同程度の熟期で、収量は標肥移植栽培では10アール当たり687キロ(令和2年~6年の平均)、多肥移植栽培では同739キロ(3~6年の平均)となり、コシヒカリより約2割多収。現地試験では最大で同766キロの収量が得られた。葉いもち・穂いもちのいずれに対しても抵抗性は「やや強」で、縞葉枯病抵抗性があり、関東以西の幅広い地域での栽培が期待できる。食味は「とよめき」より良好。短稈で耐倒伏性は「強」、屑米割合はコシヒカリの4分の1程度と少なく品質が安定する特徴がある。
 今後は中食や外食を中心とした業務用実需者に対してZR2の提案を進め、令和10年産までに関東~西日本を中心に500ヘクタール、12年産までに2000ヘクタールの作付けを目指すとしている。
 なお、両者は農研機構が交配・開発してきた有望系統をJA全農が生産者・実需者ニーズの観点から選抜するという分担により、令和5年12月に、耐倒伏性があり、病害に強く、多収で良食味の早生品種「ZR1」を発表した。今回のZR2はZR1に続き、異なる作期に対応するため、多収で良食味の中生品種の育成を進めたものとなっている。

カテゴリー別最新ニュース