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令和8年2月9日発行 第3586号 掲載

プラスマ・アワード2026でミズノ、ヤマハなど受賞/環境省

 環境省は1月30日、プラスマ・アワード2026の受賞者を発表した。これは海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて、プラスチックとの賢い付き合い方を推進する「プラスチック・スマート」の取り組みのうち、特に優れたものを表彰して広く紹介することで、効果的な取り組みを全国的に創出・推進する目的で実施している表彰事業。
 今回の表彰では、農業資機材業界から、使う・減らす部門金賞にミズノ(株)による「海中環境でも分解する樹脂を採用したスポーツ用、景観用人工芝葉及び充填材」、拾う部門銀賞にヤマハ発動機(株)・日本発条(株)・公益財団法人かながわ海岸美化財団による「海ごみ収集機の開発」の取り組みがそれぞれ選出された。表彰式は4日に環境省第一会議室で開催された。
 受賞概要をみると、ミズノによる「海中環境でも分解する樹脂を採用したスポーツ用、景観用人工芝葉及び充填材」の取り組みは、海洋流出するマイクロプラスチック対策に資する、バイオマス100%かつ土壌、河川、海中等で生分解性を持つ「生分解性人工芝シリーズ」と充填材の開発である。マイクロプラスチックには、人工芝が多く含まれるとの調査結果もあることから、ミズノは(株)カネカと共同でバイオマス100%で、土壌、河川、海中など様々な環境下で水とCO2に生分解する海洋生分解性樹脂「Green Planet」を用いた人工芝葉、充填材の開発に成功した。これはスポーツ用途の使用にも耐えうる物理的耐久性を備えると共にマイクロプラスチック対策も可能な製品。充填材や経年により摩耗した人工芝葉が、意図せず海に流出しても海中で水とCO2に分解されるため、マイクロプラスチックを限りなく削減することができる。また、95%以上バイオマス由来の生分解性バイオポリマーを使用しているため、従来の石油由来の充填材や人工芝葉に比べ、石油使用量を大幅に削減でき、CO2排出量も低減。同社では「生分解性人工芝シリーズ」の屋内用スポーツ人工芝と景観人工芝、屋内外用充填材を販売開始予定としており、屋外仕様の開発も進めている。
 一方、ヤマハ発動機らによる「海ごみ収集機の開発」では、神奈川県のビーチクリーン専門団体である公益財団法人かながわ海岸美化財団からのアイデアやサポートを受けて、ビーチクリーン活動における回収が困難であるマイクロプラスチックの収集に資する器具の開発を推進。従来の海岸清掃では、ごみ袋とトングを使った手法が一般的だが、労力がかかることから、プラスチック片を効率的に収集する海ごみ収集機の開発に着手。趣旨に共感した日本発条からの技術サポートを受けながら開発を進め、2025年11月時点で試作3号機までを製作。今後は、貝殻や木くずを分離してプラスチックだけを効率的に取る方法、より良い素材や形の検討、回収した素材のリサイクル活用―などを検討していくとしている。

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