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令和8年2月2日発行 第3585号 掲載

GROUNDBREAKERSから:地域と農業の共創を考える/第79回クボタ農機国内ディーラーミーティング

 クボタが1月16日に開催した「GROUNDBREAKERS」のコンテンツテーマ2では、「持続可能な地域と農業の共創を考える!未来の地域づくり会議」と題したトークセッションが行われた。
 トゥ(株)(東京都)の岡山史興社長が司会を務め、宇都宮幸博氏(愛媛県・地域共同組合無茶々園・理事長)、小林味愛氏(福島県・(株)陽と人・社長)、菊原一仁氏(奈良県・〈一社〉SОNI SUMMIT・代表理事)、星久美子氏(岩手県・(株)雨風太陽)をゲストに招き、それぞれの活動を通じて持続可能な農業と地域の姿を模索した。
 冒頭のテーマに「地域社会・コミュニティとの交わり」をあげ、岡田氏は「地域社会と農業の関わりが凄く重要だと思ったきっかけが無茶々園さんの存在だった」と宇都宮氏に投げかけた。
 宇都宮氏は、「我々の地域は中山間地域がほとんどで、大規模な農業を展開するのは無理だ。従って小さな農家が農業以外のインフラ整備作業や海岸端の清掃などをしており、これにより地域を支えている」と地元の農家のあり方を話した。
 星氏は、「地域におけるファーストコンタクトとして、地域の本音を聞けるのは生産者の皆様ということがある。私どものポケットマルシェというアプリを通じて農産物が購入でき、生産者の顔も見える。これをきっかけに現地に足を運ぶ購入者も何人かおり、そこから現地の農家さんと交流を始められる方もいる」などと話した。
 「地域や農産物の価値を高めるには」というテーマでは、小林氏が「桃農家が一番美味しい時期にできる桃を『これは価値がないので捨てるんだ』と言って捨てられる桃を見て、捨てられた桃を何とか使えないかと思い、事業を始めた」と規格外品の商品化事業に至るきっかけを話した。
 奈良県の曽爾村で移住定住の支援を行う菊原氏は、「曽爾村を例にすると、移住者についてはこれまで行政が地域おこし協力隊制度で3年を目途にサポートしていた。しかし、3年を過ぎると村を出る人が続いた。そこで行政に訴え、3年後に移住者が自立以上の起業・定住ができるよう、同制度を起業型のそれにして、起業の支援に重点を置いている」と話した。
 岡山氏から「持続可能な地域と農業をつくるために大切に思うことは」との問いには、宇都宮氏は宴とフリップに書き、コミュニケーションの重要さを強調した。
 小林氏は聴かせて下さいと書き、信頼関係を築くための交流を、菊原氏はファンづくりと書き、村自体を好きになってもらう取り組みを、星氏は余白と翻訳と書き、価値観の違う人と人の間に入り、つなげる役割を強調した。

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