外国人の受け入れなど共有/全国造生協と全国素材協が中央研修会開催

全国国有林造林生産業連絡協議会(高篠和憲会長)と全国素材生産業協同組合連合会(日高勝三郎会長)主催による令和7年度森林林業中央研修会が16日、東京都千代田区のベルサール九段で開催され、これには協議会、連合会の会員として所属する素材生産業者ら約240名が参加し、森林・林業や国有林野業務に関する最新事情や林業機械に関する現状、これからの林業の方向性を共有するとともに、会員の要望で演題として取り上げられた外国人材の受入体制のあり方や課題などについて学んだ。
令和7年度の森林林業中央研修会では、主催者を代表して高篠会長があいさつし、素材生産業を取り巻く厳しい事業環境を述べながら、まずは安全第一と対応を要請。その後、「魅力があってイメージアップにつながる会社作りをしなければならない。最新の情報をひとつでも吸収してほしい」と研修会の成果に期待を寄せた。
引き続き来賓として挨拶した林野庁国有林野部の長崎屋圭太部長は、国有林野事業の展開方向や民有林をリードしていく役割などに触れながら、「国有林として何ができるか検討している」と協力を要請するとともに、研修が実り多くなるようにとエールを送った。
この後、講演に移り、林野庁木材産業課の間島重道課長が「日本の森林・林業と木材利用」について話したのに続き、会員企業にとっても関わりの深い「国有林野事業の展開方向について」林野庁業務課の岡村篤憲課長が、管理経営の方針にはじまり造林・生産事業の推進に係る国有林野事業の主な取り組み、クマ人身被害対策、林野火災防止の取り組み、労働災害の確保等を説明。林野火災などの新たな対策等に理解を求めた。
次いで、「機械開発のあり方と新しい林業機械」と題して講演した森林総研林業工学研究領域研究専門員の陣川雅樹氏は、出席者にとっても馴染み深いチェンソーを題材に、これまでの変遷や技術開発の推移を紹介し、「機械から道具へ、林業機械開発のヒントがここにある」と位置付けた。
休憩をはさんで、外国人の採用について受け入れた企業とサポートする立場から三好産業(株)取締役の有馬隆成氏とアジアアグリ協同組合支部長の塚本信也氏が「森林・林業を支える外国人財~受け入れた企業の声と制度のこれから~」を解説。最後に酒井秀夫氏が「これからの林業を考える」と題し講演した。









