新たな架線集材の見学会を実施/イワフジ工業

見学会は午前、午後の2回にわたり行われ、(1)油圧集材機と架線式グラップルの説明・実演(2)集材・造材マルチワークシステムの説明(3)キャビン内からのワンオペによる集材・造材作業デモ(4)乱巻き防止型集材・造材マルチワークシステムの説明―を進めた。また、中井林業のオペレータの指導により、見学者の数名が「木をつかんで空中搬送を行う」操作を体験した。
乱巻き防止型集材・造材マルチワークシステムの実演では、▽自動引き込み=搬器送りと横行の同時実施▽AI自動認識による材の自動荷かけ▽自動荷下ろし▽油圧集材機の乱巻き防止機能―のそれぞれを説明・実演し、架線式グラップルに搭載したカメラによる撮影映像をオペレータが目視しながら1人作業で集材および造材をこなす様子を示した。
さらに、林野庁の補助事業「林業機械・木質系新素材の開発・実証」で開発中のAIを活用することによって、集材すべき材を自動で見つけてつかみ上げ、搬送・荷下ろしする一連の集材工程の実演、オペレータが見ているモニター映像、自動集材の際に木を発見する場面の画像認識(大型モニター表示)、また、油圧集材機のドラム内でワイヤーロープが絡み合ってしまう「乱巻き」の予兆となるワイヤーロープの緩んだ状態をAIで判別する開発状況も披露した。
架線集材グラップルBLG―16R+油圧集材機YR―302Eの組み合わせによる架線集材システムはすでに市販され、架線集材の安全性向上に寄与しているが、会場では、さらなる自動化の進展とシステムの普及に期待する声が聞かれた。








