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令和8年1月19日発行 第3583号 掲載

全森連と協定を締結/JVCケンウッド

 (株)JVCケンウッド(江口祥一郎社長・神奈川県横浜市神奈川区守屋町3の12)は昨年12月、全国森林組合連合会(中崎和久代表理事会長)と「林業労働安全対策の強化」に関する連携協定書を締結した。
 JVCケンウッドは森林でも安定した通信ネットワークを提供する業務用無線機の普及や活用支援を通じて、林業労働災害の撲滅に取り組む全森連と連携し、林業における「安心・安全」な労働環境の実現と、現場技能者の安全対策の強化を目指す。
 健全な森林の維持には、酷暑下での下草刈りや除伐・間伐などの手入れ、伐採、植林による循環利用が必要だが、近年、林業の担い手は減少傾向。過酷な労働環境のため労働災害の発生率が他の産業と比べて高いという現状があり、災害発生時に携帯電話が通話圏外で、救急要請の連絡が遅れて命を落とすケースもみられる。
 政府は「森林・林業基本計画」において、将来の林業従事者の育成・確保に資する労働環境の改善に向けた対応として、10年後を目途に死傷年千人率を半減させることを目指して労働安全対策を強化している。
 昨年8月に開催された全国知事会では「森林内の電波が届かない地帯における緊急時の最適な通信システムの手法等を検討し、早急な対策を講じること」への政策要望が出された。
 こうした背景のもと、全森連と連携して業務用無線機の利便性を高め、普及促進活動を推進。「林業労働安全対策の強化」の実現に向けて取り組むことを掲げて、協定の締結に至った。
 JVCケンウッドと全森連は、最優先課題として「林業従事者の死亡災害をなくすこと」を位置付け、業務用無線機を活用して災害の認知速度を向上させ、救急救命率を高めることを目指している。
 実現のために全森連のネットワークを通して業務用無線機の普及・活用支援などを推進。業務用無線機器を販売するとともに、導入検討に活用できる検証機材を貸し出す。業務用無線機について、全森連と連携して作業現場での実証実験や林業従事者向けの安全教育・研修会での活用支援を実施する。そこで得た結果を分析・反映させ、製品の改善と提供に取り組む。
 JVCケンウッドは「感動と安心を世界の人々へ」という企業理念のもと、林業の現場における「安心・安全」な労働環境の提供に貢献し、全森連と連携して「林業労働安全対策の強化」の実現を目指している。
 将来的には、現場作業や事務処理の効率化による生産性向上を図り、林業のICT化や担い手確保を通して、持続可能な林業と日本の豊かな森林資源の保全に貢献することで、CO2吸収による地球温暖化の抑制につなげ、環境負荷低減に寄与する。

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