循環型農業へ参入/ガスパル

大東建託グループの(株)ガスパル(橋本俊昭社長・東京都品川区東品川2の2の24 天王洲セントラルタワー11階)は、都市部近郊の遊休地活用のモデルケースとして、水産養殖と水耕栽培を掛け合わせた循環型農業「アクアポニックス」事業への参入を決定。昨年11月、埼玉県さいたま市西区に敷地面積4600平方メートルの自社農場建設に着工した。
自社農場では、水耕栽培エリアで葉物野菜・食用花・ハーブなどを栽培し、養殖エリアでチョウザメ・ホンモロコ・ティラピアなどの養殖を行うという。来年4月から、この農場で取れた葉物野菜を「福菜商店」というブランドとして販売開始することも決まっている。
同社は「2009年の農地法改正でリース方式での農業参入が全面自由化されて以降、土地賃借によって参入する企業が増加する一方、2050年の農業従事者は現在の116万人から29万人に減少すると予測されています。ですが、アクアポニックスは省人化が容易で参入障壁も低いとされています。ガスパルは、ガス小売事業者として大東建託グループが管理する賃貸住宅にLPガス・都市ガスの供給を行っていますが、事業多角化に当たり、市街化調整区域や農業振興地域などの遊休地活用としてアクアポニックスに着目しました」と話す。
ガスパルは今後、遊休地保有者と農業参入希望者とのマッチングや行政手続き支援、スキル習得支援などを含む農業コンサルティング事業の立ち上げも視野に入れ、事業運営に必要なノウハウを構築していくとともに、養殖魚が本格的に販売可能となる2032年度には、年間売上げ5000万円を目指す。









