自動操舵システムが「みちびき」に正式対応/ニコン・トリンブル

(株)ニコン・トリンブル(東京都大田区南蒲田2の16の2 テクノポート大樹生命ビル4階)がトラクタ・田植機を利用する全国の生産者向けに販売している農機向け後付けGNSSガイダンス・自動操舵システム「GFXシリーズ」は、日本の衛星測位システム「みちびき」の提供するセンチメータ級測位補強サービス(Centimeter Level Augmentation Service=CLAS)に正式対応した。
上空に遮るものがない環境であれば、国内のあらゆる屋外圃場においてCLASを利用した「GFXシリーズ」による高精度なGNSSガイダンス・自動操舵システムの導入がより手軽になる。
CLASを利用したGFXシリーズ自動操舵システムの特徴は(1)より多くの生産者がスマート農業を効率的に導入可能に=みちびきがL6信号で配信するCLASは、衛星が補足できる屋外なら全国の圃場で利用できる。これまで安定した補正情報の取得が難しいとされていた中山間地やキャリア回線不通地域でも、高精度な自動操舵作業を実現する(2)導入時の煩雑さを解消=GFXシリーズでCLASを利用することで、スマートフォン・Bluetoothアンテナの準備、補正情報サービスの契約や設定といった従来の煩雑な作業を省略できる。トラクタ・田植機に取り付けたその日から、高精度で効率的なスマート農業に取り組むことが可能(3)数センチの高い作業精度=CLAS測位時のGFXシリーズを圃場で走行させた際の作業精度は数センチを実現。既存製品でRTKを用いた自動操舵時の作業精度と比較しても遜色ない(4)1分以内の位置精度収束=GFXシリーズでは1分以内に位置精度が収束し、圃場ですぐに利用することが可能。
RTKによる補正の2~3センチ、VRS方式による1~2センチに比べると数センチの誤差は大きく感じられるかもしれないが、実際の作業では、スピードによる慣性の法則が反映されるため、超低速作業以外での精度はそれほど変わらないものと考えられている。精度が変わらないならば、利用までの手間が少ないCLAS利用のメリットは大きい。
製品は2026年1月出荷品より対応。先行で販売している既存の補正情報サービス対応のNAV―960を用いたGFXシリーズの利用者でCLAS利用を希望する際は、ファームウェアのアップデートとCLASライセンスの無償提供を実施する。
また、使用する補正情報サービスをCLASに特化した「GFX―350 CLAS Edition」を発売する。製品概要は次の通り。
【製品概要】
▽製品名=GFX―350 CLAS Edition▽希望小売価格(税込み)=165万円▽出荷開始日=2月2日以降









