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令和8年1月12日発行 第3582号 掲載

次世代電源供給システムを岩手県滝沢市に納入/やまびこ

 (株)やまびこ(久保浩社長・東京都青梅市末広町1の7の2)は昨年末、一部既報の通り、岩手県滝沢市の指定避難施設・葉の木沢活動センターに、次世代電源供給システム「マルチハイブリッドシステム」を世界で初めて納入した。同システムは、太陽光発電、マルチハイブリッドキューブ、システム専用発電機、蓄電池、パワーコンディショナーからなり、同社独自開発のエネルギーマネジメントシステム(K―EMS)の働きにより、通常時、停電時のそれぞれに複数の電源を組み合わせることで、安定的・継続的な電力供給を実現する。
 昨年12月18日に同センターで行われたメディア向け発表会の席で武田哲・滝沢市長は、「災害時の同施設の環境改善はもとより通常時の電気使用量の削減にもつながる」と同システムの導入効果に期待を寄せるとともに、「市内に事業所を持つ企業が開発した製品を世界で初めて導入できたことは、大変誇らしく感じている。今後は同社の協力を得ながら、市の防災事業および産業振興を進めていきたい」と話し、導入製品および同社活動の広がりに期待を寄せた。
 久保社長は、「発電機開発で培った技術力を駆使してCO2削減に取り組む企業や地域の脱炭素化に挑戦する自治体に対し、環境と経済性を両立する電力供給システムを提案している」と述べた上で、納入製品は革新的なシステムであり、滝沢市は地域の防災力を飛躍的に高めるモデルケースになると確信しているとしつつ、「全国の自治体や企業に同システム導入を推進し、地域社会に貢献していきたい。やまびこはエネルギーソリューション事業を通じて持続的な未来を築いていく」と今後の実績アップ、成長に力を込めた。
 マルチハイブリッドシステムは、▽晴天時=太陽光で直接電力供給し、余剰電力は蓄電池に充電▽夜間・日照不足時=蓄電池から負荷に電力供給。蓄電池の残量が少なくなったら自動で発電機が作動し蓄電池に充電▽停電時=太陽光発電により電力供給、余剰は蓄電池に充電。同システムに障害が発生した場合はシステムをバイパスして発電機の電力を負荷に直接供給―といった動きで常に負荷に対する給電と蓄電池への充電を進める。これらの動きはK―EMS(ケムズ)が制御、発電機の稼働時間は最小限に抑制し、省エネと環境対応の効果を保つ。
 マルチハイブリッドキューブMHC10の主な仕様は次の通り。
 ▽寸法=長1600×幅2130×高2080ミリ▽本体乾燥質量=1550キロ(装備重量)▽自立運転定格・三相3線式=8・0kVA▽同・単相3線式=200ボルト:8・0kVA、100ボルト:4・0kVA×2▽自立運転+太陽光発電接続時定格・三相3線式=9・0kVA▽同・単相3線式=200ボルト:9・0kVA、100ボルト:4・5kVA×2▽蓄電池種類=リユースリチウム蓄電池▽蓄電池容量=15キロワット時

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