次世代に夢のある農業をつなぐ/農経しんぽう新春挨拶

米価の高止まりを背景に、好況に沸いた令和7年の農機市場。しかし、7年産米の作付け拡大などにより、米の民間在庫は近年にない高水準となり、この高値がいつまで続くのか疑問視されている。また、我が国農業の状況をみると、高齢化等による離農、人手不足、生産資材費の高騰など、抜本的には厳しい状況は変わらず、中長期的な展望を持った構造改革が引き続き求められているところ。こうした情勢を踏まえると、令和8年は、農機市場のみならず、全体的な農業景況についても慎重な見方がされている。労働力不足をカバーする技術として、スマート農業の普及が進んでいる。そして、農業者の高齢化・減少が進む中において農業の持続的な発展を図るため、スマート農業技術の現場導入と生産・流通・販売方式の転換と、これを支える仕組みとして、「農業支援サービス事業体」の役割が期待されている。高米価は、生産者の所得向上や営農意欲への刺激となる半面、消費者の米離れを助長しかねない諸刃の刃ともいえる。今後も、絶え間ない生産性の向上と低コスト化努力による米をはじめとする農産物の持続的生産と安定供給は、最重要課題である。労働力減少時代において、我が国の農業生産力を維持・強化し、食料安定供給を図るために、革新的なスマート農業技術の社会実装や農業サービス事業体の有効活用など、叡智を結集し、次世代の夢のある農業につなげていきたい。









