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令和7年12月15日発行 第3580号 掲載

クボタ販売代理店を訪問/機械で拓くアフリカ農業(9)

 AFICATコートジボワール視察の連載9回目は、視察4日目、アビジャン市内にあるクボタ販売代理店Lassire Industrie(以下、LI社)を訪問したもようを紹介する。日本農機における現地普及の取り組みなどを伺い、意見交換を行った。車体製造などを営むLI社は広い敷地に巨大な工場を有しており、視察団が訪問した際にも大きな音を響かせながら稼働していた。後で聞いた話では「工場で今まさに車のボディーを製造している」とのことであった。LI社の事務所では、同社のクボタ担当営業部長のイエ・ジュール氏など2名が我々視察団に応対してくれた。彼らはLI社及びコートジボワール市場の概要をはじめ、LI社が取り扱うクボタ製品について、クボタ製コンバインの特徴、LI社のコートジボワール市場に向けた企業戦略、現在の課題と将来の展望について説明を行った。彼らの説明及びプレゼンテーション資料によると、LI社は元々Lassire社とLatour社という2社が1946年に事業を開始、その後、異なる名称で事業を継続した後、2000年にLI社が設立された。株式はフランス国籍のB・Lassire氏ならびにフレデリック・ラーンズCEOが50:50で所有する株主となっている。LI社は現在、農業、輸送及び物流、農業関連、鉱業(マイニング)といった複数の分野で事業を展開、主要事業である自動車製造業では、顧客のニーズを満たすためにあらゆる種類の車ボディーを製造している。従業員総数は100名、年間収益は1490万米ドル。コートジボワール国内にはアビジャンの他にも3カ所の支所を構えており、クボタ製品に関しては4台の専用サービスカーが国内のあちこちに出向いて、販売やサービスを展開していると述べた。次に、LI社で取り扱っているクボタ製品について紹介。LI社はコンバイン「DC―70G」2機種、耕うん機「PEM1409」、トラクタ(テスト段階)EKシリーズなど様々なクボタ製品を販売している。コンバイン「DC―70G」はクボタが東南アジアや新興国向けに製造しているもので、「これまで合計24台を販売した」と述べた。耕うん機「PEM1409」は同じく60台を販売。クボタトラクタは2024年から取り扱い開始。現在はテスト段階で、6台の試用機を貸し出しているとし、ユーザーからは「とても良い」「ぜひ買いたい」と高く評価するフィードバックを受けていると語った。さらに、トラクタの本格販売は2026年からとしている。クボタのコンバインについて特徴や市場評価を紹介。LI社が展開しているクボタコンバイン「DC―70G」はユーザーから高く評価されているとし、▽他メーカーよりも丈夫だ▽めったに故障しない▽燃費も非常に良い▽燃料タンクが大きい▽(オペレータによると)他社と比べて運転しやすい、特にバックや旋回時など操作がしやすい▽スペアパーツのクオリティが高い―などの顧客の声が示された。クボタコンバインを導入した結果、ロスが少なくなったため、1ヘクタール当たりの収量が他社コンバインに比べて12・5%増えた事例もあったという。総じてクボタ製農機は非常に品質が高いと評価した。

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