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令和7年12月15日発行 第3580号 掲載

農業女子プロジェクト活動報告:企業などとコラボ進む/農業女子特集

 2013年11月から活動を開始した農業女子プロジェクト。毎年行われている農業女子プロジェクト推進会議は今年で14回目を数え、11月14日に農林水産省7階講堂およびオンラインで開催された。同会議で報告があった、第12期(2024年11月~2025年10月)の活動内容を紹介する。 第12期は、(1)人材育成機能の強化(2)パートナーズとの連携プロジェクトの活性化(3)「農」の魅力の発信―の3点に力を入れた。
 まず(1)については、メンバーの学びと交流の場である「NEXTラボ」の深化に取り組んだ。今期は、メンバーの中からセミナーの企画・運営を担うアンバサダーを募集。テーマはメンバーへのアンケートで上位を占めた、加工品製造、EC戦略、農業技術の3点とし、テーマごとに、基本を知る導入編と学びを深める探求編の全2回セミナーを実施。このうちEC戦略を学ぶセミナーは「農園ブランドで夢を紡ぐEC戦略ラボ」と題し、導入編ではECサイトの基本知識などを学び、探求編ではSNSなどでの上手な情報発信や儲かるECサイト運営について先輩メンバーからアドバイスを受けた。各セミナーとも、アンバサダーが主体となって司会進行などを行い、メンバー目線で「知りたい」をサポートした。
 また、各地の農業女子メンバーによる自主的な取り組みも拡大。大阪・関西万博に向け青森や千葉、愛知、香川などのメンバー有志が「全国農業女子EXPO25」を発足。万博で農業女子プロジェクトを紹介する展示を行ったことを機に、全国各地でのイベントにも取り組み、羽田空港で農の楽しさを体験するワークショップを開催するなど活動の幅を広げている。
 (2)については、農業女子プロジェクトに参画する企業等(42社)と教育機関・サークル等(9校、1部)を「パートナーズ」として編成。今年8月に初めてのパートナーズ会議を開催した。会議後、パートナーズによる新たな連携を模索する交流が始まっており、企業と農業女子メンバーとの新たなコラボレーションによる取り組みが期待される。
 また、地方農政局などと連携した地域活動も活発化。3月に淡路島で開催された「大農業女子会in淡路島2025」では、近畿農政局協力のもと、淡路島に拠点を置くパソナ農援隊と農業女子メンバーが連携し、現地視察やグループワークなどが行われた。他方、九州農政局では、農業女子メンバーら女性農業者の野菜を使用した特別メニューを同局食堂で提供する食堂コラボ企画や「九州農業女子スクール」を開催するなど、県域を超えた活動が進んでいる。
 (3)については、就農を目指す女性を「農業女子プレメンバー」と位置づけ、農業女子メンバーとの交流を促進。プレメンバーの悩みや不安に対して、先輩メンバーが具体的なアドバイスを行う場をオンラインで設けたところ、「和やかな雰囲気の中、抱える戸惑いなどを吐露できた。参加してよかった」「就農前後の課題は多くの人が共通しており、その対応方法は、あとに続く人たちにも広く知らしめてほしい」など、プレメンバーから多くの声が寄せられた。
 2025年11月からの第13期の活動方針は、▽農業女子プロジェクトのネットワークを活かした学びの提供▽パートナーズによるプロジェクトの多様な展開▽「農」の魅力の発信―の3点。メンバーをはじめ、パートナーズ、事務局、地方農政局などが連携し、農業女子プロジェクトのさらなる推進を図っていく。

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