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令和7年12月15日発行 第3580号 掲載

国際委員会:令和7年輸出見通し5%増/日農工・令和7、8年の需要見通し

 【国際委員会(包行良光委員長)】
 1~9月分の農業機械全体の輸出金額は、日農工統計によりますと、対前年比86%で推移しています。
 本年の市場動向について機種別に特徴を申し上げます。
 (1)まず、「トラクタ」についてです。
 北米向けは、米国の大型減税や原材料高騰に伴う値上げを懸念した駆け込み需要等の要因によりプラスで推移すると見込んでおりますが、関税の大幅引き上げの影響もあり楽観視はできないと思っております。
 欧州向けは、昨年、経済の不透明感、天候不良による農産物価格の下落等により大きく下回りましたが、本年は補助金の影響もあり市場は回復傾向です。
 アジア向けは、米価下落の進行に伴い市場は低迷し、前年を下回って推移しております。
 このような状況から、トラクタは、台数ベースで、対前年比103%を見込んでおります。
 (2)次に、「田植機」と「コンバイン」についてです。
 田植機は、韓国での米価下落と農業資材の高騰に伴う購買意欲の低下、台湾での転作政策による米の作付面積減少に伴う市場の低迷等により、台数ベースで対前年比87%を見込んでおります。
 コンバインは、韓国において新商品投入効果等の動きが見られ、台数ベースで対前年比112%を見込んでおります。
 (3)最後に、「刈払機」についてです。
 米国は、関税率の大幅増加による値上げの影響で、市場の冷え込みを懸念しております。
 一方、欧州では、天候に恵まれるとともにガーデニング市場の増加により好調に推移しております。
 このような状況から、刈払機は、台数ベースで対前年比149%を見込んでおります。
 以上のことから、本年の農業機械全体の輸出見通しは、金額ベースで対前年比105%としました。
 次に、来年についてですが、北米を中心に情勢が目まぐるしく変化する中で市場の動向を予測することが難しいですが、北米は、米国関税の影響は限定的と見込んでおります。欧州については、経済状況が回復傾向になることを期待しております。
 以上のことから、来年の輸出見通しは、金額ベースで対前年比103%としました。

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