需給表にみる木材動向/躍進2025林業機械(39)

木材需給はどのような傾向を示しているのだろうか。国内需要は比較的堅調な推移をみせるとともに、国内生産量は着実に伸長している。林野庁が11月21日にまとめ公表した、「令和6(2024)年の木材需給表」からはそんな現状が読み取れる。令和6年における木材の総需要、総供給量は、8137万4000立方メートルで前年に比べ196万立方メートル増加し、対前年比102・5%と伸長した。燃料材が前年に比べ大きく伸び、需給全体に占めるウエートを増やしているのが特徴だ。
今回の令和6(2024)年の木材需給表は、木材統計の修正や木質バイオマスエネルギー利用動向調査の訂正などがあったことなどから例年に比べて公表は遅れたが、令和6年における木材の総需要、総供給量は、対前年比102・5%の8187万4000立方メートル、前年に比べ196万立方メートル増加した。
用材やしいたけ原木は、ともに減少したものの、燃料材が2259万3000立方メートルで前年に比べ224万立方メートル増加したためだ。この燃料材の動向が需給全体にかなり大きな影響を持つようになっている。
令和6年(2024年1~12月)における総需要量8187万4000立方メートルの内訳は、用材が5912万8000立方メートルで前年に比べ24万1000立方メートル、しいたけ原木が15万4000立方メートルで同3万7000立方メートルそれぞれ減る中、全国各地で稼働が進む木質バイオマス発電施設向けの燃料材は2259万3000立方メートルとなり、対前年比111・0%と二桁アップとなった。
この結果、燃料材が総需要量に占める割合は、27・6%となり、前年の25・5%から2・1ポイントもアップ、木材需給の動向、趨勢に大きな影響をもたらす存在となっている。 一方、国内消費量そのものは、7787万1000立方メートルで前年に比べて135万2000立方メートル増加、対前年比で101・8%と伸びている。木材の国内生産量も3480万9000立方メートルとなり、前年に比べ48万6000立方メートル増えている。生産の内訳でも、用材が2236万9000立方メートルで前年に比べ2・5%、しいたけ原木が15万4000立方メートルで同19・4%減少したが、燃料材は1228万7000立方メートル、同9・7%増加、109万立方メートル増えている。
また、輸入量は4706万5000立方メートルで前年に比べ147万4000立方メートル増加、3・2%の伸び。用材が対前年比100・9%、燃料材が同112・6%と、ともに伸長しており、輸入量が増加したことなどにより、総数での木材自給率は前年の42・9%から0・4ポイント減って42・5%となった。
区分別では、建築用材等の自給率は52・9%、非建築用材等は36・5%となっており、輸入の伸びもあって前年を下回っている。









