スマート林業研修会で新架線システムを実演/イワフジ工業

イワフジ工業(株)(有吉実社長・岩手県奥州市水沢字桜屋敷西5の1)は11月26日、とちぎスマート林業推進協議会が実施したスマート林業研修会に協力し、「架線式グラップルによる集材システム」を実演、安全・省力的な架線集材技術として参加者から高い評価を得た。
会場は那須町伊王野の山林内で、実演では「架線集材グラップルBLG―16R+油圧集材機YR―302E」の組み合わせによる同システムを披露。これは1台のシステムラジコンで同グラップルと油圧集材機の全操作を行う技術で、従来、先山の荷掛け手、集材機操作員、造材オペレータの3人体制で行っていた作業を2人体制でこなすことができ(造材オペレータが集材機もコントロール)、省人化・軽労化はもちろん、人が材に近づかずに作業できることから、安全性の面でも格段に向上するなどのメリットがある。
それぞれの特徴は、▽架線式グラップル BLG―16R=(1)無線グラップル操作でスムーズな荷掛け、荷下ろしが可能(2)
東芝製リチウムイオン二次電池SCiBで駆動(3)索動により、回生充電する(4)生分解性作動油を使用▽油圧集材機 YR―302E=(1)3ドラム独立HSTシステムを採用(2)3架線インターロック同調と独立同時制御(3)エンドレス索速度417メートル/分(4)リフチング巻き込み能力約28kN―などがある。
また同社は12月18日、和歌山県西牟婁郡すさみ町太間川地内で、「AIを活用した新たな架線システム現場見学会」を開催する。一般社団法人林業機械化協会および公益社団法人日本木材加工技術主催によるイベントで、同社は現在、林野庁の補助事業として前記の架線集材システムにAI画像認識の技術などを加えた新しい架線集材システムの開発を進めており、見学会ではその実際を披露する。
新規システムは、集材木を検知し、自動で索の引き込みが可能なAIマルチワークシステムで、荷かけから搬送まで自動化の範囲を拡張、造材終了の待ち時間を縮減することで、より効果的な集材・造材を可能とする。加えて今年度はAI自動集材の適用範囲を拡大し、また、ワイヤーが安定した状態で集材できるよう乱巻き防止システムを導入、安全性、生産性の向上とさらなる軽労化を目指している。
参加申し込みは12月12日まで。同社電気課の舞草氏が担当。TELは0197・27・0097、FAXは0197・23・3111。









