刈払機部会:プロ向きが根強い動き/日農工・令和7、8年の需要見通し

【刈払機部会(久保浩部会長)】
直近の動向ですが、1~10月の出荷実績では、農機店向けは対前年比98・4%、ホームセンター向けは対前年比100・8%、全体では対前年比99・8%で推移しております。
こうした中で、本年の市場の特徴を申し上げます。
これまで、原料価格の高騰や物流コストの上昇による値上げの影響がありましたが、今年に入り、米価の上昇や農業所得の改善を背景に農家の設備投資意欲に変化の兆しが見られました。
刈払機は、少額商品であり、天候によって販売が左右されやすい製品ですが、猛暑の影響から需要シーズンが長期化したことの好影響もありました。
近年、ライトユーザー向けには、「バッテリー式」へニーズがシフトし、「エンジン式」が減少している要因の1つとなっていますが、プロユーザー向けの大排気量かつ高性能な「エンジン式刈払機」は引き続き根強い動きを示しています。
草刈り作業全体で見れば、スマート農業事業関連施策が浸透し、作業面積拡大に伴う作業負荷軽減のため、歩行型タイプ、自走式タイプ、リモコン式草刈機などへ需要が拡大、市場は堅調に推移しています。
このようなことから、エンジン式刈払機の今年の需要見通しは、対前年比103%といたしました。
続きまして、来年の見通しですが、しばらく更新需要が停滞していたことから、徐々に上向きに推移していくものと推測しており、対前年比102%と予測いたしました。
昨年の部会予測と実績の差異について報告します。令和6年の需要見通しを対前年比98%としましたが、102・1%という結果になりました。農機販売店、ホームセンター向け製品ともに、価格改定による買い控えも、一時期より落ち着いてきたものと分析いたしました。
最後に、刈払機部会の安全対策への取り組みについてご報告いたします。
昨年8月に、国民生活センターから、「刈払機の作業中の事故に注意!」といった商品テスト結果がリリースされ、日農工に対して、安全啓発に関する要望書が出されました。
この要望書に対し、刈払機部会では、使用者に対して一層の安心を届けるべく、更なる安全啓発に努めることを再確認し、部会員一同、安全啓発への取り組みを引き続き徹底していくことを宣言いたしました。









