MENU
令和7年12月8日発行 第3579号 掲載

調製機・米選機部会:籾すり機2ケタ増/日農工・令和7、8年の需要見通し

 【調製機・米選機部会(川島廣大部会長)】
 〈脱穀機〉
 1~10月の部会統計では、対前年比99%で推移しております。
 市場環境は中山間地の小規模農家向けが中心で、離農や作業委託の進行、更新年数の長期化が進んでおります。製品タイプでは安価なガソリン仕様が主流で、全体としては減少傾向が続いております。
 本年の動向ですが、小規模農家の減少により更新需要は減少傾向にあるものの、米価の上昇により更新の前倒しが一部で見られました。
 来年の見通しですが、市場環境に大きな変化はなく、米価の不透明さや資材費の高騰により、更新サイクルは長期化すると見ており、更新需要は引き続き減少傾向が続く見込みです。
 以上のことから、今年の需要見通しは対前年比87%、来年の需要見通しは対前年比103%といたしました。
 〈籾すり機〉
 1~10月の部会統計では、対前年比118%で推移しています。
 本年の動向ですが、米価高騰を背景に大規模農家層を中心に設備投資が活発化し、特に4~5インチクラスの需要が堅調に伸びております。これまで更新を控えていた小・中規模農家層でも好調に推移しました。全体としては、大型クラスが堅調に推移する一方、小型クラスは減少傾向となっております。
 以上のことから、今年の需要見通しは対前年比113%といたしました。
 来年の見通しですが、大規模農家層では引き続き堅調に推移する見込みですが、小・中規模農家層では、資材費や人件費の高騰が影響し、需要は減少傾向になると見ております。米価の動向には注視が必要ですが、引き続き大型クラスは堅調に、小型クラスは減少傾向が続くと見込んでおります。
 以上のことから、来年の需要見通しは対前年比100%としました。
 〈米選機〉
 1~10月の部会統計では、対前年比107%で推移しております。
 本年の動向ですが、籾すり機と同様に、米価の上昇を背景に大規模農家層を中心に好調に推移しております。製品タイプでは、中型クラス以上の処理能力を備えた機種や、フレコン対応の秤無し仕様が堅調に推移しております。一方、小型クラスや米選計量機は減少傾向にあります。資材費や電気代の高騰が利益率を圧迫しておりますが、米価上昇による収入改善に加え、天候が概ね安定し収量も良好だったことから、堅調に推移しております。
 以上のことから、今年の需要見通しは対前年比115%といたしました。
 来年の見通しですが、大規模農家層での需要は継続すると見込んでおりますが、米価の先行きが不透明で、価格次第では需要に影響が出る可能性もあります。秤無し仕様は引き続き堅調に推移する見込みですが、個人農家向けの米選計量機は減少傾向が続くと予測しております。
 以上のことから、来年の需要見通しは対前年比109%といたしました。

カテゴリー別最新ニュース