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令和7年12月8日発行 第3579号 掲載

灌水制御技術の共同検証を開始/ディーピーティーとデンソー

 ディーピーティー(株)(竹本昭一郎社長・愛知県名古屋市中区栄4の1の1)は、(株)デンソー(林新之助社長)と、スマート農業分野における灌水制御技術の共同検証を開始した。
 両社は展示会での接点をきっかけに情報交換を重ね、デンソーが開発を進める水ポテンシャル(pF)を測定できる土壌センサーを、ディーピーティーが所有する岐阜県可児市の研究用ビニールハウスに導入して検証を開始した。
 ディーピーティーが自社開発する環境制御システム「e―minori plus」は、ビニールハウス内の環境を自動で測定・制御するシステム。その機能の1つである「日射比例灌水制御」は、日射量を測定して、晴天時には多めに、曇天時には少なめに水を与える仕組みを採用している。
 一方、今回デンソーが開発を進める土壌センサーは、土壌状態の4項目(地温、含水率、EC、水ポテンシャル)を測定することができ、作物が水を吸収できる状態(水ポテンシャル)を数値化し、作物の生理状態に応じて灌水量を調整できるようになる。
 作物の「水を吸う力」を見極め、必要なタイミングで適量の水を与えることで、より作物に寄り添った灌水管理を可能にする。
 今回の研究では、日射比例制御と水ポテンシャル制御という異なるアプローチを比較し、収量や品質への影響を検証する。これにより、より適切で効率的な灌水制御手法の確立を目指す。
 〈実施内容〉
 ▽同研究は、ディーピーティー可児研究所(岐阜県可児市)の研究用ビニールハウスにて実施する▽デンソーの水ポテンシャルを測定できる土壌センサーを設置し、データを収集▽「e―minori plus」とデータを連携し、ハウス内の状態をリアルタイムで可視化▽従来の日射比例灌水制御との比較データを蓄積し、灌水タイミングや水量の最適化を検証。
 実施期間は10月中旬から2026年5月頃。

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