次の灯:CO2削減する産業向け燃料添加物/特集 現場で活躍する整備機器

岡山発の環境ベンチャー・次の灯(株)(黒川聖馬社長・岡山県総社市真壁1448の1)は、ディーゼル車や産業機械向けの燃料添加剤「SUSU―GОRОSHI(ススゴロシ)」の累計販売本数が9万1000本、売上総額4億円超に到達したと発表した。
日本の物流現場では、DPF(ディーゼル微粒子フィルター)の詰まりによる稼働停止が深刻な課題となっている。DPFは排ガスに含まれる煤(すす)などの粒子状物質を除去するために、ディーゼルエンジンのトラックやトラクタなどに搭載されている排ガス浄化装置である。
しかし、軽油の燃焼によって発生する煤、エンジンオイルに含まれる金属分、エンジンオイルに由来する金属分とカーボンなどがDPFの詰まりの主な原因となっている。
そこで同社は、DPF洗浄・リビルト事業で培った現場知見をもとに、煤トラブル自体を減らしたいという整備士の声から「SUSU―GОRОSHI」を開発した。トラブルが起きてから直すのではなく、起きないように防ぐための予防の観点から誕生した燃料添加剤だ。
従来の主流である酸化鉄系触媒では再燃焼温度が高く効果に限界があった。そのため酸化セリウムを主成分とした独自配合により、約250度Cから煤の再燃焼を促進。同品は冬場・低負荷走行など「詰まりやすいシーン」で威力を発揮する。
同品の主な使用効果の実例は以下の4点。(1)DPFトラブル回避(大型車30万キロ走行で無トラブル実績)(2)エンジン音の低減燃費改善6~10%(3)黒煙削減(4)DPFの寿命延長および交換コスト削減。
同社の広報は「2020年の発売以来、全国の物流・建設・農業の現場で同品の導入が進み、DPFの洗浄頻度を半減、生産性を最大2倍に向上させた事例も報告されています」と自信をみせる。 また、黒川社長は「地方の整備工場から生まれた技術で、現場の生産性を2倍にしたい」と意欲をみせる。









